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2016年10月26日

2016年10月26日_f0275876_68768.jpg


今夜は息子とRobert Vuijsje (ロバート・ファウシェ)さんの講演に。

息子がインターンをしていた博物館であったのと

人種差別に関するファウシェさんの考えを

本やテレビをとおして知って興味があったので。


さぞや息子が恥ずかしかろうと思うと

行くのをやめたい気分にもなったが、

ちゃんと同僚たちにも紹介してくれ

同僚と息子と興味深い話もできた。


こんなに長年、オランダ語に取り組んでいても

講演はテレビよりももっとヒアリングがむずかしくて

ぜんぶをフォローできたわけではない。

「家だと『なんて?』って聞けるんだけどね」と

後で息子に白状した。

特にやっぱり、冗談でいっしょに笑えないことが何度もあった。


でも、終わってから

ちょうどファウシェさんが誰とも話していないときがあって

いつもどおり話しかけてお話しもできた。


自分はぜんぜん差別されていないから

いい国だと思ってるけど、

自分が差別されなければそれでいいとは思わない。


ズワルテピットの存在で傷つく人がいるのに

そんな簡単なことがわからず

ズワルテピットが黒いままでいることを望む人たちに

驚き、失望する。

テレビで徐々に真っ黒のピットをやめるのはよい傾向だが

まだまだ変化には時間がかかる。

……というような話をした。

(あとは自分の仕事や息子のこと、

ファウシェさんの本を2冊とも興味深く読んだこと、

日本人としてオランダにいることなどについてもちょっとずつ。)


短くてもやっぱり個人的に話をして

共感しあえたので、行ってよかったと思えた。


博物館の人たちがみんなわたしのことを

お姉さんと思った、と言っていたのだが

「年上の恋人かと思った」と言った人もいたと

帰り道、教えてくれた。

「それはほんとに気持ち悪い」と言ってたけど

すごく嫌というふうでもなかった。


昼間、夫とさんぽをしているとき、

あんなに小さかった息子と

インターン先に講演を聴きにいくなんて……と

感慨深く思った。


家のそばまで帰ってきたとき、

「でもそんなにひどくなかったね、

2人で行くの」と言うと

同意してくれた。


人前に出しても恥ずかしくない母でいられてよかった。

同僚たちに愛されている息子を見られたのも嬉しかった。


もう〈子育て〉なんて言えない大人なんだけど

やっぱり、育てたのは自分なんだ、というのは

嬉しい気持ちだ。
by orandanikki | 2016-10-27 06:50
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