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お見舞い
きのうはライデンのお父さんのお見舞いに。
いっしょに晩ごはんを食べさせてもらった。 お父さんはまだ手が動かせないので お母さんが食べさせてあげていた。 もう3ヵ月になるのにお母さんがぜんぜん疲れてなくて いままででいちばんきれいに見えたのがすごい。 ボランティアの仕事も再開したのだそうだ。 車椅子に乗せるだけで大変なところを リハビリでスイミングに行ってみたら とても楽しかったそう。 ふつうに泳げることに驚いて スイミングの後は爽快な気分だったらしい。 それで、これからリハビリに週に2日、スイミングが加わることになった。 着替えさせて、担架で運び、べつの担架に移されて…… 1人の人を泳がせるのに何人もの介護者のチームがつく。 どこもここも財政削減だが いまのところはまだ、文句のつけどころのない介護が受けられている。 ここのリハビリ施設には患者の委員会が存在し 患者の声を介護の向上に活かしてもらえる。 患者の要望によってStiltekamer(静寂の部屋)が作られたそうで 金曜の夜でにぎやかなカフェテリアを出て、 まるで自分の家のリビングにいるような部屋でくつろいでお話しできた。 いままで色んな施設を見てきたけれど、これは初体験だった。 お父さんは問題があればきちんと担当のセラピストと話し合うことができるので 4人部屋に入れられそうになったときも2人部屋にしてもらえたし 夜の尿の問題も介護者の便宜ではなく 自分が眠れることを最優先にするようにしてもらったそう。 長期療養のストレスがたまらずポジティブでいられるのは きちんと自分の意思を冷静に話せるか、にかかっている。 安楽死の講演で話したとおり、 この国ではそれがいちばん肝心なこと。 施設をとおして同じ病気だった人とコンタクトを取ることもできた。 自分のつらかった体験から、少しでも同じ病気の人の不安が取り除けるよう、 話をして回っているのだそうだ。 とにかく、不幸中の幸い、の言葉どおり 介護の手厚さ、元は健康な体とポジティブな心で とてもよい状態のなかにいる。 「治ったらまたスシを食べにいくよ(笑)」と みんなで笑い合ってお別れした。 ほんとうに楽しいひとときだった。 会えて嬉しい、と言ってくれる人たちがいること。 わたしがオランダにいる意味はそれに尽きる。 大切にしよう。 お見舞いに行ったのに、ポジティブなエネルギーをいっぱいもらい 元気になれた夜でした。
by orandanikki
| 2013-04-27 18:21
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