オランダ暮らし満30年、やっぱり翻訳つづけてます!
by orandanikki
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
以前の記事
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
お気に入りブログ
メモ帳
リンクフリーです。
記事・画像の無断転載はお断りします。

メールはお気軽に
sakiamsterdam@gmail.comまで。
ハリネズミの感想もうれしいです!

以前のオランダ日記はこちら。
ライフログ
おじいさんに聞いた話
ファビアンのふしぎなおまつり
最新の記事
2017年10月14日
at 2017-10-15 02:30
2017年10月9日
at 2017-10-10 03:09
愛おしい街
at 2017-10-07 18:55
2017年10月5日
at 2017-10-05 19:29
2017年10月3日
at 2017-10-04 03:51
外部リンク


2017年10月14日

f0275876_02330420.jpg


色々ちょっとタイヘンなのだが、とりあえず明日の夜、お呼ばれにもっていくものを買いにショッピングセンターへ。

結局、無難にチョコレートにすることに。

いつもの高級ケーキ屋さんで包んでもらっていて、ふと横を見たらーー



「パイスさん!」


元文部大臣のパイスさん。

アルバートハインではよく会うが、ここで会うのははじめてだ。


文学基金の顧問をされていたときに、2度いっしょに日本に行ったことがある。


もうお年なので、そんな昔のこと、よく覚えていないだろうけれど、とりあえずいつもちょっと噛み合わない世間話をする。


この間お話ししたときにはテレヘンさんを知らなくて、ベストセラーになったんですよ! と言ってもうまく伝わらなかったような記憶なのだが、今日は発行部数をお伝えしたら、「バンザイ!」と日本語でとても喜んでくださった。


おしゃべりに夢中で、お金を払うのを忘れていたので、「先に払ってくださいね」と言うと、「このまま払わずに済ませようかと思ってたのだが」と冗談。


払い終わって、お店の人が「キャッシュカード、忘れないでくださいね」と言うと、「わたしは2回払ったんじゃないかね?!」とまた冗談。


それを聞いたお店の人も「いえ、3回払ってましたよ! でもありがたくいただいておきます」と冗談で返していた。


オランダ、すばらしい!

これだけで元気になれた。



食後にFBを開いたら、さっきパイスさんと話をしていたティツィアーノ(オランダ文学基金の会長さん)がBoekbladのインタビューでフランクフルトのブックフェアについて語っている記事を発見。


テレヘンさんとハリネズミ、新潮社、わたしの翻訳活動についても書いてあったので、ドキドキ嬉しく読んだ。


パイスさんやティツィアーノとはじめて日本に行ったのが1998年の9月だから、もうすぐ20年。


やっぱり翻訳をやめずにつづけてきてよかった!


明日の朝のだいじな打ち合わせもがんばってくるように、神さまがパイスさんに会わせてくれたような気がする。










[PR]
# by orandanikki | 2017-10-15 02:30

2017年10月9日

今日は仕事がはかどって、

友だちとお茶する前にほぼ終了。


アルバートハインで買い物をして帰ってきたら、ちょうど斜め上のおばあさんといっしょになった。


ハリネズミが日本でベストセラーになったとオランダの新聞で読んで、すごいね! と言ってくれた人。

わたしの仕事も、息子の研究も、いつ会っても「すごいね!」という言葉をかけてくれる。


医師だったご主人は外に出られないくらい年を取ってしまったけれど、在宅ケアを利用しながら2人で穏やかに暮らしている。


「みんな年を取っていきますね。わたしたちもおなじです。できるかぎりいい人生にするのみ、ですね」とオランダらしい表現で言うと、「あなたはそうしてるわね」と言ってくれたので、わたしもすぐに「あなたも!」と返した。


短いけれど、おたがいが元気になれるような気持ちのいい会話だった。



晩ごはんはコラーゲンたっぷりの煮込み肉を野菜と煮て、ジャガイモと。


f0275876_04011918.jpg


ジャガイモもOpperdoezer Rondeという、ちょっと上等なもの。

塩コショウとローリエの葉だけで甘みのあるおいしい味になり、マスタードがよく合った。



食後に大好きな料理番組を見た。

イヴェット・ファン・ボーフェンさん、前も紹介したが、文化人類学みたいな、文化そのものを紹介するところが好きだ。

いまは10歳まで育ったアイルランドを旅しながら、アウトドアで料理している。

(お父さんが景観設計家でアイルランドで仕事をしていたのだそう。)


英語ももちろんすばらしいし、犬のマリーが相変わらずおりこうでかわいい。


今週も面白かったけれど、先週の放送に出てきたアイルランドの男の子がとってもステキだった。

小さいのに、もう農業に真剣に取り組んでいる男の子。

よかったら下のリンクからどうぞ。





[PR]
# by orandanikki | 2017-10-10 03:09

愛おしい街

我らがアムステルダムの市長、エイバーハルト・ファン・デル・ラーン(Eberhard van der Laan)さんが62歳の若さでお亡くなりになった。

この夏のZomergastenでの名セリフが何度もテレビで流れている。


「あなたのアムステルダムへの遺産はなんですか?」と訊かれて、

「この愛おしい街が愛おしい街でありつづけること」。


「あなたがアムステルダムをより愛おしい街にしましたね」と言われ、「そうだとしたら嬉しい」と涙をこらえておっしゃっていた。


この街でまだテロがないのは、偶然運がよかったからだけではなく、ファンデルラーン市長が市民と誠意をもって向き合ってきたから。

パン屋さんや犯罪者だった若者とも人間どうし、心を通わせていた。


Zomergastenの中で、アヤックスの若いモロッコ人選手、ヌーリが再起不能になってしまった悲劇について話していた。

とても悲しいことだが、それによってモロッコ人と年間パスをもつ白人のアヤックスファンの心がひとつになったのはすばらしいことだ、と。


その言葉どおりのことが、市長自身の死をめぐっても起きている。

あらゆる市民が彼の死を惜しみ、心をひとつにして、この愛おしい街をまもっていきたいと思っている。


どうかこれからも大好きなアムステルダムが'lieve stad'でありつづけますように。


ファンデルラーン市長、ありがとうございました。



(Zomergastenは今夜、再放送があります。)





[PR]
# by orandanikki | 2017-10-07 18:55

2017年10月5日

f0275876_19303529.jpg


今日はそうじの日なのだが、ダラダラしていて始まらない。

「おそうじの人、来るよね?」と息子に言ってみたら、「うん、ぜったい来るからそのまま座ってて」とのこと。

しばらくして洗濯物をたたみながら、「まだおそうじの人、来ないね。ほんとに来るよね?」と言うと、「うん、ぜったいに来るよ」

「それ、さきちゃんじゃないよね?!」

「いや、さきちゃんに似てるけど、顔が白い人」

……という会話をしていたら、突然、テレヘンさんのお話を思い出した。


自分の〈誕生日〉を探していたヤマネがイジワルなロブスターに会って、「ぼくの誕生日、どこにあるか知らない?」と訊いてみる。

ロブスターはその質問を無視して、ちょうど今日が自分の誕生日だからと言い、ヤマネを自分の誕生日プレゼントにしてしまう、というお話。


突然、包まれてしまい、1人2役のロブスターにプレゼントされるヤマネ。

「どうぞ、ロブスター」
「ありがとう、ロブスター」
「なにが入ってると思う?」
(開けてみて)
「ヤマネか…これでなにをすればいいんだ?」

みたいなシュールな会話を聞きつつ、茫然とするヤマネーー



思わず引っ張り出してきて、息子に読み聞かせてしまった。

息子も、似たような感じのナンセンスだと思ってくれて、「ここに盗聴器とかない? トーンに聞かれてるんじゃない?」と言っていた。

息子とテレヘンさんの面白さが共有できて嬉しい。

テレヘンさんの世界が日常の暮らしでも繰り広げられていることも。

だからあの世界が好きなんだ!


写真は秋の落ち葉とウサギ。


f0275876_19505339.jpg


テレヘンさんのこのお話は訳してあるので、いつか読んでもらえますように!


さあ、誰も来てくれないので、〈おそうじの人〉にならなきゃ。

(修士論文に取り組みはじめた息子は、そうじを手伝えと言われないよう、あれこれ用事を作って出かけていった。)

[PR]
# by orandanikki | 2017-10-05 19:29

2017年10月3日

f0275876_03514064.jpg


ジムの帰りにひさしぶりに怒鳴っている人を見た。

自転車のブレーキをかけそこなって、他の自転車に追突しかかった女性に、その自転車に乗っていた男性が大声で、「Godverdomme! ちゃんとブレーキかけろよ!」と。

女性は言い返すこともなく、2度「ソーリー!」と言って、それでおしまい。

わたしは横を歩いていた男の子と「あんな言い方しないよね」「ひどいリアクションだね」と言い合って通り過ぎた。


なかなかオランダ人は、「あんただって見てなかっただろう!」と助け舟を出せない。


道で怒鳴り合う人がほとんどいないのも、オランダが暮らしやすい点だと思う。



晩ごはんはきのうジャンキーだったので、ハーリングにしたのだが……


f0275876_04021162.jpg


やっぱり揚げ物もおいしくて、キベリングも買ってしまった。

具沢山みそ汁とともに。

ハーリングも脂がのっていて大満足だった。


なかなか昼間ノルマがこなせず、このところ夜も翻訳。

今夜ももうちょっとがんばろう。


1枚目の写真は魚屋さんの帰り、真ん中の、雲に丸く囲まれた青空がきれいだったので。





[PR]
# by orandanikki | 2017-10-04 03:51

2017年10月2日

f0275876_05053289.jpg


ひさしぶりにマテアのところでお茶。

あたらしいネコを見せてもらった。


昔、マテアが入院中に息子が泊まってめんどうを見ていた雑種のネコがいちばんかわいかったな。


まだ現役のエステシャンのマテア。

80代半ばなのにすごい!


角を曲がったところに住んでいる別のおばあさんは寝たきりになってしまったそう。

となりに住んでいたおじいさん、ハルちゃんのお葬式のとき、ずっとわたしと手をつないでくれていた人だ。


仲良しだったスリナム人のチョンシーファットさんも施設に入ってしまったし、だんだん寂しくなるなぁ。


しだいに自分たちより若い人たちが増えてきて、あちこちから赤ちゃんや子どもの泣き声が聞こえてくる。


そのうち自分にも孫ができるかもしれないし、できないかもしれない。


どちらでも楽しめるおばあさんになりたい。


晩ごはんは、アルバートハインで3枚5ユーロのピザ。

f0275876_05161841.jpg


息子がお昼に作ったチキンライスがいちばんおいしかった。




[PR]
# by orandanikki | 2017-10-03 05:04

2017年10月1日

f0275876_02450549.jpg


ひさしぶりにアイ・フィルムミュージアムのカフェへ。

深い話ができてよかった。


おじいさんの本、もっていったのだが、今日渡すべきか迷っていた。

読んでくれる? と聞いてみたら、ハリネズミの気持ちがすごくよくわかった! と言ってくれたので、おじいさんももらってもらうことにした。


〈おもしろい〉というだけでなく、実際自分にも〈ハリネズミ時代があった〉という人は周りにはあまりいないので、嬉しくなった。


おとなしいわたしのまわりには昔から、明るくてぜんぜんちがう友だちが多かった。

どちらのタイプの友だちもとても貴重で、どちらもいてくれることが嬉しい。


でもたまにこうしてハリネズミをとおして気持ちがぴたっと合うのはさらに嬉しい。


感性・知性が似てるのだな、と思えて。


「トーン・テレヘンさんは……なのかな?!」と彼女が呟いたことがダイレクトでとてもいい質問だったので、いつか訊いてみようと思う。


f0275876_03011211.jpg


また会おうね!





[PR]
# by orandanikki | 2017-10-02 02:43

2017年9月30日

ジムで着替え終わって帰ろうとしたら、向こうのほうから「ごめんなさい、もしシャンプーもってたら貸してくれる?」と声をかけられてーー

そっちを見たら、人魚みたいなきれいな女の子が生まれたままの姿でほほ笑んでいた。

えっと焦って、「もってないの!」と言うと、「残念!」

おばちゃんも「残念!」

2人して、笑顔で残念がった。


誰かに借りてきてあげようか? とか、コンビニがあったら買いに行ったげたいな、とか思った。


オランダのど〜んと大部屋のシャワーで貧弱な体見せられないから、おばちゃんは日本のさらさらシートを愛用してるんだよ。


今度聞かれた時のためにこっそりシャンプーを忍ばせておこうか、と一瞬思ったくらい。

新鮮なできごとだった。


ジムではわたしのトレーナーに夫の痛みについても相談。

わたしの話を聞いて、この症状じゃないかと教えてくれたのが、夫がネットで調べた結果とおなじだった。

さんざんホームドクターと理学療法士にかかっているのに、彼らからはその言葉が聞けなかったのは、知識がないからじゃないか、と夫と話した。

トレーナーに教えてもらってきた体操が効くといいな。


わたしが日本で痛めてしまった膝にも先週あたらしいマシンを使った体操を教えてもらい、だいぶよくなってきた。


なんでも相談できるトレーナーがいて、ありがたい。



晩ごはんは夫のカレー。

f0275876_03434165.jpg


ジムから帰っておなかペコペコで、「いちばんさいごに帰ってきて、もう食べてるの?!」と息子に呆れられながら、お先にいただく。


「今日は肉も特においしいね。

セロリがやっぱり合うね。

生姜がきいてておいしいね。

……あ、もしかして、わたしがおなかすいてるからかな?!」


子どもみたいに、気持ちいいくらい純粋においしかった。

[PR]
# by orandanikki | 2017-10-01 03:29

2017年9月29日

f0275876_03391117.jpg


午後、疲れてきたので1人でアムステルパークへ。

もう読むことのない本を少しずつ交換コーナーに置いてきているのだが、この間わたしが置いてきた本を息子が持ち帰ってきた、と今日知ってビックリ。

もう入手できない本だから、だそう。


わたしもこれまでに数冊、面白い本を持ち帰って読ませてもらった。



晩ごはんはきのうのカボチャのスープをリメイク。


f0275876_03460240.jpg


水を増やして味噌汁に。

パセリとコリアンダーがきいて、とってもおいしかった。

フュージョン料理を食べながら、すごすぎるフュージョン料理を見た。


お宅拝見コーナーが面白くて好きなBinnensteBuiten。


以前、〈オニジリ〉を連発してけったいなおにぎりを作っていたシャロンさん、今回は番組のファミリーデイで〈甘いスシ〉を披露していた。


f0275876_03512142.jpg

(スリナム人のシャロンさん)


f0275876_03522464.jpg


フルーツをのせた甘いスシ!

お客さんたち、なんと思って食べたんだろう?!


きのうは、ブレンダーにかけて細かくしたブロッコリーを炒めて、〈ブロッコリーライス〉なるものをつくっていた。

野菜炒めの付け合わせのごはんの代わりにブロッコリーライス……我が家のみんな、目が点だった。


またなにを披露してくれるのやら、興味が尽きない。

BinnensteBuitenはNPO2で18:50ごろからやってます。





[PR]
# by orandanikki | 2017-09-30 03:37

2017年9月28日

f0275876_03083113.jpg


きのうの帰り道、カフェに行こうとしたのだが、あまりにも白人オランダ人ばかりなので、「ぼくたちはここにはアロフトーン(移民)度が高すぎる」と冗談半分、本気半分で息子が言って、通り過ぎたカフェがあった。

それも現実。

でも、息子もわたしもオランダ人の仲間といるときはそこに自然となじめるから、あえて無理をする必要はない。


それでも見た目はやっぱりアジア人だから目立つ。

〈ふつうだけど、ふつうじゃない〉がずっとつづく。


日本人は好意的に見られるけれど、トルコ人だから、スリナム人、あるいはモロッコ人だから、と外見で差別されるのはつらい。


個人的に(これも何度も書いたことだが)オランダで生きやすかったのは、文学の翻訳をしていたから。


文学に詳しい人も全くそうでない人も、みんな感心してくれた。


不当な扱いを受けても(ほとんどそんなことはなかったけれど)、あちらに問題があるだけ、わたしのことを評価してくれる人はいるからそれでいい、と思えた。


白人だけのカフェを見ても平然としていられるのは、必要であれば自分はその中にも行ける、とわかっているから。


社会に居場所がある、と実感できてよかった。


だからわたしにとって〈翻訳〉と〈暮らし〉は切り離せないものなのだ。

〈オランダ語で生きて、訳していること〉がわたしのアイデンティティ。


* * *


今日はまだ彼女が泊まっていて、息子と2人買い物に行ってくれた。


3人で決めた晩ごはんはーー


f0275876_03283359.jpg


カボチャのスープ。


f0275876_03291041.jpg


鶏手羽でだしをとって。


f0275876_03301479.jpg


パンもみんなで食べきった。



ふつうの暮らしだけれど、すべてが異文化研究のようでもある。

文化人類学のフィールドワークが死ぬまでつづいている感じ。

それがとても楽しい。


1枚目の写真はきのうの帰り道に撮ったもの。

うっすら染まった雲がきれいだったので。












[PR]
# by orandanikki | 2017-09-29 03:07