オランダ暮らし満30年、やっぱり翻訳つづけてます!
by orandanikki
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お祝いディナー

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ひさしぶりにRuby(こちらより)に行った。


何年か前に事故で車椅子になってしまったおじさん(わたしより若いけど)が

よく覚えていてくれて、

息子の近況も聞いてくれた。

おじさんも元気そうで、忙しそうに車椅子で

店内を駆け回り、オーダーを取っていた。


タパス方式にそれぞれの量が少ないので

いろいろ楽しめておなかいっぱいになりすぎない。


3品選べるタパスメニューが1人23,50ユーロで、

2人だから倍かと思ったら、2人でそれをシェアしてもいいとのこと。


今日はお祝いだったのでデザートもコーヒーも付けて

ぜんぶでチップ込みで63ユーロ。

雰囲気がとってもよくて、ゆっくりくつろげたので

大満足でした。


「このコンセプト、どう思う?」とおじさんが帰りに聞いてくれたので

前よりもずっといい! と色んな点を挙げて絶賛してきた。


昔から知ってる人が繁盛してる店をやってるのはうれしいね! と

夫と話しながら帰ってきた。


ベトナム料理がショッピングセンターにできて

そちらに行くことが多くなっていたけれど、

Rubyのほうが落ちついて、

わたしたちは断然こっちがいい。


「また次回!」と言い合って店を出た。


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もちアイス(抹茶とゴマ味)とライチもおいしかった。


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鴨肉のローストに〈プラムのソース〉……

甘いソースかと思ったら梅干しみたいな味で、

試しに白いごはんと食べてみたら、

梅干しごはんの味になった。


わたしはちょっと酔っぱらったみたいに

ハリネズミの出版までの色んな話を

夫にあらためて話していた。

「もう今日は(うれしいから)

コーヒー飲んで寝られなくてもかまわない!」と言いながら。


楽しくおいしい夜でした。



写真と文章の順番もめちゃくちゃだけど、

お酒なしで酔っぱらってる、ということで

お許しを。
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by orandanikki | 2016-09-16 04:39

2016年9月15日

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メルセデスと昔のようにCoffeeCompanyへ。


最近、またおたがいの色んな話をする関係になっている。


バックグラウンドがまったくちがう人と

こんなに共感できるんだ、ということに

あらためて驚く。


これからは人との繋がりだけでなく

自分ひとりでも楽しめるように、との想いもあって

ミュージアムカードを買ったのだが、

メルセデスもまったく同じことを

今年の新年の目標にしていたそう。


「おんなじだね!」とわたしが言うと

「ときどきいっしょにできるかもね」と言ってくれた。


「いいかもね……

〈samen alleen〉(いっしょに、ひとり)」

ステキな新しい標語に2人で笑った。



帰ってきたら、

また増刷! と新たな展開のうれしいメールが来ていて、

CoffeeCompanyでいっしょに祝ってもらいたかった! と

思ったのだが、

いいのだ。


ひとりでじんわり喜びをかみしめて、

夜は夫と祝おう。
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by orandanikki | 2016-09-15 19:06

2016年9月13日

臓器ドナー登録、

今後、「提供しない」という意思を示さないかぎり

提供者とみなす、という法案が

下院で1票差で可決された。


まだ上院で覆されるかもしれないので

わからないけれど、

どうしよう、と考えてしまった。


体はまるごと荼毘に付して

きれいにこの世からお別れしたいと

やっぱりいまでも想うのだが……


もうちょっと時間をかけて考えてみよう。



オランダは真夏日で30℃を超えている。

でも日が短くなったので

夜は涼しくなるし、

もうまちがいなくこれでさいご、と思うと

そんなに堪えがたくはない。


ほんとうの夏にはサラダとパンにしているところだが

急に作りたくなって塩豚の炊き込みご飯を作ってしまった。


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息子がめずらしくリクエストしてくれたので。

こだわりはキノアをいっしょに炊くこと。

(ゴボウのような香りになる。)

コリアンダーは蒸しおわりに混ぜ、

トッピングもたっぷり。

とってもおいしくできた。


晩ごはんのあと、ひとりでさんぽ。


こちらは2週間前のボス公園。

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ちょうどお祝いすることがあったので、夫と。

そのときももう9時ごろ暗くなった。

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帰り道、「これがわたしの人生の道のイメージに近いの」と

夫に話した。


暗くてまっすぐな道をひとりで歩いていくと、

ところどころにぽつん、ぽつんと

だいじな人が立って待っていてくれるーー


なぜだかそんな気がするのだ。


そういうイメージとか、気配とかテレパシーとかを

大切に生きていることと、

死んだら色んな人の体に自分の一部が使われることが

どうもしっくりと一致しない。


なんだかゾワゾワして

誰かの役に立つとは思っても

落ち着かない考え。

正直、抵抗がある。


そういえば昔、オランダ人が雑誌VIVAに

「そんなことしたら成仏できないよ!」と書いていて、

オランダ人でもそんなこと考える人がいるのだ、と

新鮮だったのを思い出した。


今度、仏教徒のオランダ人の友だちにも

意見を聞いてみよう。
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by orandanikki | 2016-09-14 05:18

2016年9月10日

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仕事の区切りで夫とアムステルパークへ。

今日もついでに本を置いてきた。

資料としてもらったけど、今後も読む予定のない本は

もう手放すことにしている。


1度だけ、ここで欲しい本を見つけた。

『トムは真夜中の庭で』のオランダ語版。

日本語版と読み比べてみたかったのに、

迷った末に持ち帰らなかった。

それ以来、本を持っていっては探しているのだが、

誰かが持っていったきり、

戻ってきてなくて残念。



このあいだ日本で『ムーミン谷の冬』の文庫版を買ってきて、

いま2度目を読んでいる。


物語自体の面白さに加え、

読んでいると遠い昔、

母が読んでくれたのも、テレビで見てたのも

頭によみがえってくる面白さがある。


母の声や、不思議な言葉に新鮮な驚きを感じたこと、

アニメの場面や声優の声などがぼんやり思い出されるのだ。


あとはやはり同業者としての興味もある。

ヨーロッパらしい表現にあふれているので

訳文を読むと原文はこうだろう、とわかるのだ。


こうやって訳してくださった方たちがいたから

外国文学の楽しさを知ることができ、

わたしもいま訳しているのだ。



晩ごはんは残り物で済ませたきのうとは打って変わってーー

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絶妙な焼き加減のステーキ。

わたしはサラダの味付けのみ担当しました。


レストランみたいだね、ありがとう、と言いながら

味わって食べた。


かわいい紙ナプキンは東京でなおこさんが出版祝いに

プレゼントしてくれたリサラーソンのもの。


そもそも、なおこさんがテレヘンさんとわたしに会いに

オランダに来てくれていなければ、

わたしはハリネズミの本に出会っていなかったのだから

訳すこともなかったーー


そう想うと、これはただかわいいだけでなく、

とっても特別な紙ナプキンなのだ。
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by orandanikki | 2016-09-11 05:15

2016年9月9日

友だちと南駅でお茶してから

夕方、市立美術館にふらっと行ってみた。


文学とクラシック音楽のほかに

絵も好きになると楽しいかも、と思い

1年間有効のミュージアムカードを買ったのだ。


オランダじゅうの400のミュージアムに

好きなだけ行ける、と思うとワクワクする。


コンセルトヘボウで音楽を聴きながら

シャンデリアを見ていると、

子どものころの家の映像がぶわ〜っと出てきて

涙が止まらなくなるーー


そんな特別な体験をいつか絵画でもできたらいいな、と

思うのだけれど、

母がずっとクラシックを聴いていた、というような下地が

絵画にはないからな……


でも文学や音楽のように

魂揺さぶられてみたい。

それが無理だとしても、

美術館の雰囲気だけでも楽しみたい。


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現代アートはハードルが高くて

これが芸術?! と思ったとおりの感想が

何度も頭に湧いてきた。


モンドリアンがミニマリズムによって

〈より高度な現実〉を実現しようとしていたーー


今日、いちばんワクワクしたのは

そう書かれた説明文を読んだときだった。

やっぱり視覚よりも文字、文章のほうがときめいてしまう。


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晩ごはんの写真を撮るとき、

これだってゲイジュツみたいだな、と思った。


色がきれいだし、

わたしが納豆ごはん、夫がパンとチーズを食べているのが

シュールに思えて。


〈Rode Soep(赤いスープ)〉と書かれた器にごはん、

ジャムの空き瓶に塩昆布がはいっているのも

あらためて見ると、なんだか面白い。



息子にそんなこと言ったら、

呆れた顔でため息まじりに

「やっぱりcultuurbarbaarだね」と言ったにちがいない。

(〈文化の野蛮人〉=芸術オンチの意味)


でももしかしたら、現代アートは

そんなふうに日常生活をすこし異なった視線で

見るためのものなのかも?!


息子にバカにされても、

なんだか楽しくなってきた。


また小さな、自分なりの発見をしに

美術館に行こう。
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by orandanikki | 2016-09-10 04:15

2016年9月7日

ひさしぶりにケリド社の児童書の編集者と話してきた。

このあいだ、『ハリネズミの願い』の日本での展開を知って

すばらしいね! とメールをくれたので。


毎日新聞とクロワッサンを見てもらい、

Domaniとミセスでも紹介していただけたことも

(ありがとうございました!)画像でお見せする。


今後のいろんな可能性も話し合う。

いつもいっぱいダメモトで提案している。


以前、『残念な日々』の翻訳について

オランダの翻訳雑誌に書いた記事も読んでもらったことがあって

日本で出版社を見つけることの困難さを理解してくれているから

ハリネズミの展開を心から喜んでくれた。


日本での展開を知って、中国や韓国のエージェントからも

問い合わせが増えている、と大人の本の版権担当者が

教えてくれた話もする。


日本以外でもハリネズミが読んでもらえる日が

来るかもしれない……


「そうしたらキミのおかげだね」と言ってくれたので

ここはオランダらしく、謙遜せずに

「そうだね! 笑」と返す。


ついでにジュンク堂池袋本店でのイベントで

「夢を語ってもいいですか?」と前置きして

話したことも聞いてもらう。


夢を見るのはタダだから、

いっぱい大きな夢を見て、

少しずつでもできる範囲で実現させていければ

人生は楽しい。


「そうなるといいね。

そんなふうに世界に自分なりのなにかをもたらすのは

楽しいことだよね」と言ってもらえてうれしかった。


ほんとうは不安なこともいっぱいある。

ハリネズミが楽しんでもらえていても

やっぱり自分に自信がもてなかったりする。


(〈あとがき〉にあるテレヘンさんの言葉どおり、

そういう心もとなさはどうやってもなくならないもの。)


今日のオランダ語も前半はビックリするくらい

トロかった(後半、回復したけど)。


それでもやっぱり、自分だけの夢をもっているのは楽しい!

ーーそんな気持ちで帰ってくることができた。


おみやげにたくさんリーディング用の本をいただいた。

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ケリド社100周年記念のエコバッグもかわいい。


ハリネズミの原書も3冊もらってきた。

オランダ人の友だちの反応を知りたいから、ということで。


いつか、『残念な日々』のようにハリネズミについても

オランダ語で書きたいと思っているので、

各国の人の反応を比較してみたいのだ。


1冊はスペイン人のメルセデスにプレゼントする。

ボスニア人のリルヤはすでに買って読んでくれたので

感想を聞くのが楽しみ。



土曜日に買った本がものすごくよくて

スタバでつづきを読んできた。
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by orandanikki | 2016-09-08 04:08

2016年9月3日

テレヘンさんの取材でお世話になった本屋さん、

Boekhandel Minerva Amsterdamにやっと

〈波〉を届けに行ってきた。


すでにテレヘンさんが見せに来てくれていたが、

持って返っちゃったそうで、喜んでもらえた。



『ハリネズミの願い』が日本で多くの人に

楽しんでもらえている話をする。


「わたし自身もそうなんだけど、

自分のことをどこか心もとなく感じている人が多いから、

ハリネズミに共感できる」と言うと、

「じゃあ、トーンといっしょだね!」と奥さん。


ずっとメディアでもそういうふうに見られ、

編集者からも聞いていたことだけど、

最近、そういう自分を認めて、見せているのは

ほんとうは強いから、という気がますますしてきた。


見栄はってる人たちよりテレヘンさんのほうが

わたしにはカッコよく思える。


本屋さんに来るまでの道は

わたしの地元とぜんぜんちがう雰囲気で

とても圧倒された。


自信に満ちあふれた人たちばかりで、

とても居心地が悪くて、

急に自信がなくなってきた……


そんな話をご主人にすると、

「ここのみんなだってほんとうは自分に自信がないから

大きな声で威勢よく見せてるんだよ」みたいなことを言っていて

それはそうかもなぁ、と思った。



テレヘンさんがインタビューで

「アムステルダムやパリやブリュッセル、

ヨーロッパの大都市の住民は自分に自信がある。

ぼくは地方出身だからちがうんだ。

東京の人たちも自分に自信があるんじゃない?」と

言っていたので、

編集者のりえさんとそんなことはないよね、と話したのだが、

じゃあ、ヨーロッパの都会の人と東京の人は

どうしてそんなにちがうんだろう?

アムステルダムの人たちにも地方出身の人はいっぱいいるだろうに。


なんとなくわかる気もするのだが、

これからもうちょっと考えてみよう。



ご主人と『ハリネズミの願い』の売れ行きについて話していたら、

「ぼくのきょうだいは音楽をやっててね、

彼の曲が日本の車のコマーシャルに使われたら話題になって

日本でコンサートするくらい有名になったんだ

娘といっしょに」ってもしかして……


「ハンス・ダルファー?!」

なんとご主人はキャンディ・ダルファーさんの叔父さんだった!



その後やって来た若い男性のお客さんにも

〈波〉を見せてくれていて、

奥さん曰く「この人、トーンの甥御さんなのよ」

えぇ〜っ?!


「それはまた偶然!」と驚いていると、

「〈偶然〉は存在しないんだよ」とご主人。


テレヘンさんの甥御さんはヘールト・マックさんの新刊を

プレゼントに包んでもらっていた。

さすが、いい趣味をしている。


『ヨーロッパの100年』も訳して

ヘールト・マックさんとはいっしょに来日もした話もする。


狭い本屋さんのなかでなんだか賑やかなことになっていた。


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わたしはGriet op de Beeckの

Kom hier dat ik u kusを購入。


友だちがすごくいいからぜひ読んでみて! と言っていたので

リーディング用に取り寄せるつもりだったのだが、

取材協力のお礼の意味もこめて。

さっそく惹きこまれてよんでいる。


〈波〉のお礼にテレヘンさんのサイン入りの小さな本をいただいた。

(ここでしかサインしていない、とのこと。)


わたしはこの本が大好きで、すでに全訳しちゃったので

誰かにプレゼントしようと思う。
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by orandanikki | 2016-09-04 01:09

オランダ人のユーモア


忘れないうちに。

日本でよく、オランダ人のユーモアについて聞かれて

政治や宗教を笑いにしたり、シニカルだったり

ちょっとむずかしい笑い、という話をしたけれど、

こういうのもオランダ人の好きな笑い、というのを

きのうのDe wereld draait doorでやっていたので。


(こちらよりどうぞ)


Michiel van Erpというドキュメンタリーや映画の監督の25周年特集。

ふつうの人々のトラジコメディ(悲喜劇)を撮りつづけてきた人。


なにげない一言や真面目にやっていることの可笑しさなど、

番組内で回想して、たくさん見せていた。


トラックの運転手をやめて、メークアップアーティストになろうという

ご主人に、されるがままの奥さんとか、

失業し、奥さんのブライダル業を手伝わされるだんなさんが

車のドアの閉め方まで注意されるとか、

そんなささいなことに会場とお茶の間で爆笑だった。


「人はみな悲喜劇的だから」というマタイスに納得。

ギリギリの線で、人をバカにした感じにならず

愛情をもって撮ってあげているのが伝わってきた。


殺伐とした世の中で、こういうのはとてもいいと思う。


『ハリネズミの願い』にもちょっと通じていそうだ。
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by orandanikki | 2016-09-02 00:13