オランダ暮らし30年目、やっぱり翻訳つづけてます!
by orandanikki
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父の日に

HEMAのケーキ。

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フルーツのはさまったシュニットが売り切れでモカシュニット。

やっぱりフルーツのほうがおいしいけど、

どちらも4ユーロで良心的。


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息子が倒れないように慎重に切って、

ヘタな写真と言われながら撮影。

我が家はあたたかいな。


パパありがとう! と想いながら買い物から帰ってきたのだけれど

夫は家でシャワーを浴びて(日曜は仕事)すぐに

同僚のパーティーに行ってしまったので

ケーキは冷蔵庫にしまったまま。


さりげなく送りだしたけど、

帰ってこなかったらありがとうって言えないままだなぁと思う。

(きのうの夜も言ったけど。)


わたしも息子もパパが大好き。

それはほんとうにプライスレスなこと。


父の日といえば何度か書いたけれど、

幼稚園に行きはじめてはじめての父の日に

幼稚園で描いてきた絵を

内気な子どもだったわたしは渡せなくて

本棚に飾ってあった。

それを父に馬鹿にするように

「ぜんぜん似てないよ」と言われて

それはそれはその場から消えてなくなりたいくらい

恥ずかしくて情けない気持ちになったという強烈な思い出がある。

母が「そんなことないわよ。よく似てるわよ」と言うと

ますます力をこめて「ぜんぜん似てない!」と力説。

5歳の子どもの絵にそれは厳しすぎる。


わたしは父の日も母の日も

人にプレゼントすることもぜんぶニガテな子どもになった。


そういう自分でストーリーを歪めた思い出を抱くのは

自分勝手で自己分析ができないからだ、と

事実である思い出を抱くことさえ

父には否定された。


そういう悲しみは実際に受けた人にしか

わからないものだと思う。


それもこれもすべてわたしの人生で

いまは心から愛する夫と息子と

認めてくれるまわりの人たちのいる

自分の居場所を見つけることができた。


だからすべてこれでいいんだ。

5歳の子どもになぜ「よく似てるね、ありがとう」と言えないかは

理解できないけれど、

きっとだからこそわたしは夫に出会えたんだ。


すべてに感謝の父の日。



おまけの写真……

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息子が先日、作ってくれた焼き飯。

世界一おいしく感じられた。
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by orandanikki | 2015-06-22 00:00

2015年6月13日

息子が修士課程で望んでいた専攻に入れることになった。


2日で卒論を書いた翌日、フラフラで面接を受けたのだが

きっと採ってもらえるのだろうなとは思っていた。


日本人というバックグラウンドも興味深いだろうし

年上の学生たちのなか、いちばん若くで真面目に学んできたのだし。


息子も、文化的多様性のために選んでもらえると思っていたそう。


前にも書いたけれど、

歴史を専攻する息子がEUについて考える国際会議で

色んな国の学生たちとグループ討論したとき、

だれも自分に「君はアジア人としてどう思う?」と言わなかった、

自分のことをふつうのヨーロッパ人と見ていた、と

笑いながら、でもちょっと感動して話していたことがある。


息子自身はオランダ人と思っていても

見た目が100%アジア人。

それを越えて中身をちゃんと見られるのは

あたりまえなのかあたりまえじゃないのか……

自分自身はどうだろう?! と色々考える。


いまこうしてこの社会で彼がポジティブに評価されていることを

うれしく思うと同時に、

やはり社会が右寄りになって〈よそ者〉排除になっていかないよう

きちんと動向を見ていかねば、

そして自分たちが優遇されていればそれでいいと思わず、

みんなで向上していけるよう

せめて自分のまわりでできることはやっていきたいと思う。


それは近所の人や息子の彼女の家族と仲良くしたり

理解を深めたりするような、小さなことなのだけれど。


移民として疎ましがられずウェルカムな社会であることは

やっぱりありがたいことだと思う。


* * * * *


さて、お祝いということで、

夫も色々買ってくれていたけれど

わたしもジムの帰りにアルバートハインに寄って――


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タコの足なんてはじめて見た!

イクラも奮発。

アイスはストロベリー・チーズケーキ味。


納豆やローストビーフ、エビなどと共に、

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ひさしぶりの手巻きずし。

ゆっくりと楽しみました。


6月末まで2人はそれぞれ学士号取得めざしてラストスパート。

無事、9月から修士課程が始められますように。


大学での勉強、それはそれは大変で、

卒論以外にもさいごまで色んなレポートがあって

「もう(首を吊るための)縄を買っとくよ」と息子は言っていた。


それでも卒論はギリギリに書けるかどうか、

スリルを味わうのが楽しいと言っていたけれど。


卒論の報告会から帰ってきて

「1年もかかって書く人、嫌だなぁ」と言っていた。

向こうから見たら2日で書く人のほうが嫌だと思うなぁ。
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by orandanikki | 2015-06-14 05:39

2015年6月11日

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きのうのアムステルパークでの夫との青空会議はこの風景を見ながら。


「それをパパがそのまま言ってよ!」と思わず言ったのだが、

なかなかそんなふうにはいかないもの。


今日はちょっと元気なくそうじ中、

とりあえず晩ごはんの材料を買いに韓国の店に行ったら、

木曜のパンの日で日本人がみんなパンを買っているのを見て

興味を示したスリナム系の女性が

わたしも買ってみようかな?! と言ってるので、

甘いazukiの味だけど大丈夫? とおせっかいに話しかけた。


よもぎのアンパンを買って一足先に店を出た彼女が

道の向こうをアンパンかじりながら歩いているのが見えて、

どうしても感想が聞きたくなってダッシュでとなりに並び、

「どうだった?」と声をかけた。


娘さん共々、韓国と日本のベジタリアンが好きなそうで

とってもおいしい、また買いにいく、と言っていて

うれしくなった。

「じゃあね!」

「ありがとう!」と別れる。


やっぱりわたしは袖触れ合うなにげない交流が大好き。


ちょっと元気が出てきた。
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by orandanikki | 2015-06-11 23:30

2015年6月5日

ひさしぶりに文学の翻訳の限界をどう越えるか、ということを

集中して考えている。

限られた可能性のなか、どれだけ日本語版をよくできるか……


ふだんは何気なく使っているオランダ語だけれど、

オランダ語がわかるからこそ翻訳できるのであり、

文化の橋渡しができるのだ、とふと思う。


昔、オランダ語がまったくできなかったのが

なんだか不思議なように感じる。


オランダ語がなかったらなんと寂しかっただろう。

一生、毎日、楽しめるものに出会えてほんとうによかった。


* * *

この間、ひさしぶりにお好み焼きをした。

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息子がとりあえず卒論を提出したのでお祝いに。


提出期限が月曜の夜12時で

日曜の夜にはまだ1万ワードのうち1500ワードしか書けていなかった。


「もう今日は寝ようかな……

導入部分と1章がむずかしくて、

その後はカンタン。

こんなふうに……」と手で難易度のカーブを描いてみせて、

余裕しゃくしゃく。


月曜の夕方、ライデンから戻ってきたら

缶詰め状態で執筆していて、

「晩ごはんは出し終わってから夜中に食べる」とのこと。


結局、12時には間に合わず、

明け方までかかったそうで、

晩ごはんは食べていなかった。

昼の2時にお茶漬けを食べたきり、

翌日の昼までなにも食べなかったことになる。


なんとか出せて、これから指導教官と話し合い、

それをもとに書き直していく。


どうか無事に卒業できますように。



今夜の晩ごはんは――

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とっても珍しいことにわたしひとりだったので、

夕方、アルバートハインで好きなものをえらんでみた。


「ふつうでないおいしさ」といううたい文句のクスクス。


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ふつうのファラフェルかと思ったら……

梅干しの味がする!


パッケージを見たらドライトマトの酸味のようだが、

どうしても梅干しをずっと食べつづけているような

苦しい食事となってしまった。

たしかに、〈ふつうでないおいしさ〉かも。


キヌアのサラダはショウガとゴマ油のドレッシングがおいしかった。


クスクスが6ユーロ、キヌアが2,75。

リピートはないだろう。


* * *

アルバートハインに行くとき、

チョンシーファットさんに会ったら

来週、コーヒーを飲みにいこうと誘ってくれた。


21年間、だいじなネイバーだったのに

とうとうケアハウスに引っ越すことになってしまった。

入居先を聞いてすぐにネットで調べて、

ぜったいに訪ねていこうと思っている。


50歳になっても「若い娘さん」とか

「いつもきれいだね」とスリナムの陽気さで

冗談混じりに言ってくれて嬉しかったのに。


「もう誰も言ってくれないね」と息子と笑ったけれど

ああ、こうして自分も年を取っていくのだなぁ、と

寂しい気持ち。


となりに赤ちゃんが引っ越してきて、

チョンシ―ファットさんはケアハウスに――

そうやって時が流れていくのだな。


ひさしぶりのひとりの夜、

ちょっぴりおセンチ(昭和の表現)。


だけどそれがいいのだなぁ、

贅沢な感情を味わわせてもらっているな、と思う。
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by orandanikki | 2015-06-06 04:40

2015年6月1日

28年前に留学してきて、1人も友だちがいなかったとき、

はじめて友だちになったブラジル人の生物学者テレサと

10数年ぶりに再会した。


27年前にわたしが下宿していたOegstgeestで

植物画家の中島さんと食事会をしたときの写真。

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オランダ語講座で3人、仲良くなったのだった。


当時はまだお客さんに慣れておらず

おっかなびっくりお鍋で炊いたごはんを

中島さんが何度も「このごはんの炊き加減は最高!」と

褒めてくれて嬉しかったのを覚えている。


テレサとは2人でコンサートやバレエに行ったりもした。

1度、ライデン駅のホームでテレサがコンサートのチケットを落としてしまい

もう少しで風に舞ってコンサートに行けなくなるところだった。

チケットを拾ってホッと安心したテレサの笑顔もよく覚えている。


2人で音楽に合わせて即興で踊る

変わったダンスを習ったこともあったっけ。


アマゾンにトカゲの調査に出かけるカッコいい女性。

オランダ人のパートナーと2年に1度はオランダに来ているのに

あっという間に10年以上経ってしまい、

さいごに会ったのは息子が7〜8歳のころだった。

家じゅうに置かれたカエルの置き物を

息子が飽きずに眺めていた。


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ランチをごちそうになる。


彼女が退職したら、

ブラジルではなくオランダで暮らすことになるかも、と聞いて

「そうしたらまたいっしょにコンサートに行けるね!」と

喜んだのだが、

年の離れたご主人がいなくなってしまったら

さいごはブラジルに帰るだろうから、

それはそれで寂しいな。

でもそれまではまたこうして会えると思うと楽しみ。


いまのわたしたちはこんなふう。

(まん丸な童顔が老けてます)


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中島さんがくれたシャツを着ていったので

ちょっとだけ中島さんもいっしょにいる気分。

タイミングが合って、いつかまた3人で会えたらいいな……


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偶然、昔、わたしが住んでいた家のすぐそばに

彼らのアパートがあって、

帰りに見にいこうと思っていたのだが、

気がついたら通り過ぎていた。


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色んなものの詰まったライデンで

地球の反対側から来た友だちとの再会ーー

ちょっと魔法のような、おとぎ話のような午後でした。
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by orandanikki | 2015-06-02 05:03