オランダ暮らし30年目、やっぱり翻訳つづけてます!
by orandanikki
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はたちの夜に

昨夜は4人でお好み焼きでお祝い。


いつもは夫がキッチンでまとめて焼くのだが、

きのうはこんなふうに――


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ゆっくりと、焼いては食べ、


スローに楽しんだ。


夫の出番かと思ったら、

息子が楽しんで焼いてくれた。

大人になった自分を祝うかのように。


準備をしているときに

トラさん(義兄)から電話があって……


夫か息子に替わろうとしたのだが、

めずらしくわたしと長話になった。


なんと彼はわたしが切迫流産しかけて

ワタナベ病院に入院していたとき、

柳川からお見舞いに来てくれたのだった。


まったく忘れていたのだが、

思い出すと涙が出そうになった。


いまは一人暮らしで家が広すぎて寂しそうな義兄。

いっしょにお好み焼きが食べられたらよかったな。



焼き上がったお好み焼きを4等分して食べながら、

わたしや夫のはたちのころの話をする。


わたしは成人式の振袖代わりに

スペイン・ポルトガル旅行に連れてきてもらい、

経由地のアムステルダムの街角で

英語が通じたのが楽しくて、

オランダ、いいなと思った。


帰ってきてしばらくして

母が新聞の〈オランダ語講座〉の小さな切り抜きを取っておいてくれて

オランダ語を習ってみることに。


2月、スペイン・ポルトガル旅行

     ↓

4月、オランダ語を習いはじめる

     ↓

7月、ヨーロッパ1人旅でますますアムステルダムが好きになる、


そんな流れのはたちだった。


「母が切り抜きをくれなかったら、

いまこうして4人でここにいなかったかも!」と話す。


夫のほうは調理師学校を卒業して

はたらきはじめたところ。

上司にアムステルダムに行く気があるか、聞かれたが、

まだなにもできないのでいまはまだ行きたくないと断ったそう。


「もしはたちでオランダに来ていたとしたら……」

「やっぱりわたしたちはいまここで4人でいなかったんだ!」


人生はほんとうに不思議。


わたしはその後、どうしてもオランダに留学したくて、

オランダ政府の奨学金に1回目のトライで落ちたとき、

わ~っと泣いて、う~んと考え、

とりあえず大阪の民博にいたフリースラント語が専門の

先生に会いにいったら、

ちょうどそこにオランダ人の人類学者が来ていて――


「さきさんの目を見たら、

この人を助けないといけないと思いました」と後に言ってくれたように、

彼のおかげで留学することができたのだった。


だから、すごくなにかを望んで、

それが起こるべきことであれば

きっと実現するはず……


将来の夢をもっている彼女に話すと、

わたしもきっとそうだと思っていると言っていた。


色んな話ができて、とてもいいお誕生日でした。



デザートは、

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ホットプレートをきれいにしてスライスしたリンゴを

バターとシナモンで焼き、

さっとひとっ走り、アルバートハインで買ってきたシナモンアイスと合わせて。


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さっぱりとおいしかった。


ほろ酔いの息子の横で彼女がフフッと笑いながら

赤ちゃんの息子のアルバムを見ていて、

「ほんとうに機嫌のいい赤ちゃんでかわいい!」と言ってくれたのもうれしかった。

(子どもができたらあなたに似るといいね、と後で言ってくれたそう。)



きのうのことも家族のアルバムの1ページ。

未来のある日になつかしく思い出せるといいな。
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by orandanikki | 2014-08-29 21:00

8月27日

息子の誕生日プレゼントに本を買おうと思って

スヘルテマで本を見ていたら、

「Can you read Dutch, lady?」とおじさんに声をかけられた。


この白髪が見えないのか、と思いつつ

ハリー・ムリシュやヘールト・マックを訳したことを

ベラベラおしゃべり。


おたがいの文学歴を語り合い、

いっしょに息子のプレゼントを考えてくれたのだが

結局、大学で読まねばならないものがたくさんあるだろうから

本はやめておくことに。


Bagels & Beansで休憩して帰ってきた。

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フォークが突き刺されて出てきたけれど、

ひさしぶりに温かくてほんのり甘いアップルマフィンがおいしかった。


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ひさしぶりの気持ちのいい天気。

おじいさんが窓際で外を見ながら楽しそうに

ベーグルを食べていた。




晩ごはんは韓国の店のプルコギ。

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パパごはん、ごちそうさまでした。



ちょうど20年前のいまごろは

ビバリーヒルズ90210を見て、

そろそろ病院に行く準備をしていたころ。


何度も同じ話を書いているけれど、

陣痛が5分おきになってから

自分でドクターに電話して、

ドクターがバカンス中だったので

はじめてのドクターに電話して、

タクシーも自分で呼んで病院に行ったのだった。



日曜日だったのでゆっくり

早朝になってから来たドクターが

オランダ人じゃなかったの? と

わたしを見て驚いた、というのも

何度も書いたうれしい思い出。


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生まれたばかりの息子が

不思議そうにこちらを見ているので

思わず撮った写真。


ほほ笑んでいるし、

このときからなんだか大人みたいな人だった。


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これは満3ヵ月のとき流行っていた

「トマく~ん、風が来ますよ~!」というあそび。

夫が口でふ~っと風をかけると

楽しそうに笑っていた。


思い出はつきないな。


わたしがヘンなプレゼントを買って帰ってきたら、

「遅れそう!」と自転車に乗って、

アルバイトに出かけていった。


そのとき撮った1枚。

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感傷に浸る母です。



* * * * *


赤ちゃんの写真を載せていいか、

アルバイトから帰ってきた息子に聞いたあと、

「さきちゃんははたちのとき、

もうオランダに来てた?」と尋ねられた。


「うん。1月にはたちになって、

2月におじいちゃんがスペイン・ポルトガル旅行に

連れてきてくれたから、

そのときはじめてアムステルダムに来た」と話すと――


「じゃあ、ぼくを9月に……」

「えっ、スペインとポルトガルに連れていくの?!

お金ないよ~」

「じゃあ、

ロッテルダムとライデンだね」


2人で笑いました。

ビンボウなのは笑えないけど、

オランダで生まれてオランダではたちを迎えたことが

なによりのプレゼントのはず。

そう思うことにしよう。
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by orandanikki | 2014-08-28 04:47

8月26日

きのうはオランダに留学してきて満27年という

節目の日でした。


偶然、若い研究者の方とはじめて会う約束をしていたので

カフェラテとミルクティーで乾杯して、

いっしょに祝ってもらった。


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彼女の書く文章が大好きで、

いつも心を鷲づかみにされているので

会ってもらったのだが、

実際の彼女はもっとステキで

おばさんはドギマギしました。


緊張しながらもとっても楽しくて、

輝く彼女に会えたことも

満27年のプレゼントのように感じた。



あとで考えてみたら、わたしは彼女が生まれたころに

オランダに住みはじめたのだ。


なんだか、気がついてみたら

驚くほど時間がたっていた。


ライデンに住んでいたころ

洗濯機は高くて買えないけれど

脱水機を買って、

手洗いしたものを自分で絞らなくてよくなり

とても嬉しかった――


そんな話をする自分がおばあさんのようだった(笑)




そして夜はコンセルトヘボウへ。


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ちょうど節目の日にふさわしく

母の大好きなブラームスのヴァイオリン協奏曲を聴けた。


留学してきた年に

どうせ1年しかオランダには住まないだろうから

コンセルトヘボウに通いたいと思い、

クラシック好きの祖母におねだりして

ワンシーズンの券をプレゼントしてもらった。


そのときにハルトムート・ヘンヒェンの指揮で聴いた

思い出の曲をこの日にふたたび聴けるのも

不思議な偶然。


きのうはマリス・ヤンソンスの指揮で

わたしにはめずらしくコンセルトヘボウ管弦楽団の演奏。

(わたしが聴きたい曲はネーデルラント・フィルが多いので。)


レオニダス・カヴァコスの演奏、

深みのある音色でとても好きだったので

CDも買ってきた。


サインの列がこんなに長いのははじめてで

ほとんどの人は一瞬、サインしてもらうだけだったけれど

わたしはやっぱり一言、

「すばらしい演奏をありがとうございました。

母がいちばん好きな曲で、涙が出ました」と伝えさせてもらった。


名前も入れてほしかったのだけれど

にわか英語で舌がまわらず――


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To Sake(日本酒へ)

笑。

帰ってきて、息子と笑いました。



ちょうど仲良しの日本人の友だちも来ていて

感動を共有しあうことができた。


いつもはコンセルトヘボウで音楽を聴いていると

いまはなき芦屋の実家での子ども時代が

リアルな映像として展開し、

涙が出てくるのだけれど、

きのうははじめて将来の自分が出てきた。


おばあさんになっている自分。

それもまたなんだかせつなくて――


「27年の特別な日に

未来の自分の姿が見えたなんて

すごくステキなことだよ!」

友だちがそんなことを言ってくれた。


コンサート終了後、おたがいの乗り物を待って

10分限定で雨やどりしながらおしゃべり。

さいごは愛おしい気持ちでハグしあって別れる。


27年住んで、27歳の研究者に出会え、

ブラームスを聴きながら未来の自分をちらりと見て、

過去・現在・未来がぴんとつながったような

とてもいい1日でした。


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これからもずっとここですばらしい音楽の聴ける人生でありますように。
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by orandanikki | 2014-08-26 18:07

8月22日

今日はオランダのお父さんとお母さんが来てくれたのだが――


まずは朝イチに管理会社に電話。

昨夜、あまりに寒くてヒーターをつけようとしたら

つかなかったのだが、

マテアのところはつくそうなので慌てて電話したのだ。


ついでに、洗濯機の排水パイプが裂けて水が溢れてくる件も

修理をお願いすることに。

(夏休み中は洗面台に排水することで凌いでいた。)


毎度おなじみのスリランカ人の配管工のおじさんは

1時間以内に電話をしてすぐに来てくれた。


セントラルヒーティングのほうもすぐに電話をくれ、

その後、予定していた時間には来れないが

かならず今日じゅうに行くから、とていねいに電話をくれた。

夕方にはこちらも解決。


オランダ、すばらしい!



さて、ライデンのお父さんとお母さん、

雨で大変だったけれど、合羽をかぶって来てくれた。


お父さんが病気で寝たきりになったのは

わたしの50歳のバースデーパーティーに来てくれた翌日だった。


わたしを訪ねることは

2年近い年月を経て、

病気が治ったことの象徴的な意味をもっていた。


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お寿司と焼き鳥でおもてなし。


(その前に――

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いつもどおりマテアにも届けて喜んでもらう。

ちょうどお手伝いさんが病気だったのでグッドタイミングだった。)



夫がお父さんとお母さんに

「はじめてサキに会ったとき、

こんなに長い関係になると思いましたか?」と聞くと、

ちょうどわたしと入れちがいにマルテン(息子)が留学したので

彼の異国での不安な気持ちを想像して

同じように心細いであろうサキの心の拠り所となろうと

自分たちは決めたのだ、と話してくれた。


いつでも、どんなことでも話したり頼ったりできる人たち。

海外に住む人全員にそういう存在があれば

もっとその国の人に心を開いたり、

ひとりで抱えこまずに余裕をもって暮らせるはず。


サキはそれをよく理解して

ただごはんを食べにきたり

困ったことがあれば頼ってきたのだ、とも言ってくれた。


それはやはり母の存在があったから、という話をわたしはした。

母自身が留学体験者だったこと、

うちの家にアメリカ人がホームステイしていたこと、

わたしにもホームステイをさせてくれたこと。


それによってわたしは異文化の者どうし、

言葉が不自由でも交流し、頼り合うのがあたりまえ、と

体得していたのだと思う。


〈丸投げ〉はわたしの得意技。

多くの人がするように自分で抱えこんだり

自分で解決しようとしたりしない。

「助けて~! わたし困ってるの~!」と平気で言えることが

わたしのオランダ暮らしを楽しいものにしてきた。


日本でわたしの家に泊まったとき、

どんなに楽しかったか、

母がどんなもてなしをしたか

(日本酒を5種類用意して待っていたとか

「あんまりよく知らないのでごめんなさいね」と謙遜しながら

とうとうと神道について語っていたとか)

あらためて聞かせてもらった。


母が強くて大きすぎて

内気な自分が恥ずかしく、

母から離れるために遠くに来たけれど

結局はすべてが母のおかげだったのだな、と

あらためて感じた夜。


「お母さんにくれぐれもよろしく」と何度も言ってくれた。


(ちなみに、母はまだ英語がふつうに話せて、

息子の彼女も色んな話ができたそう。

それならわたしも年を取っても

オランダ語が話せなくなったりしないかな、と

ちょっと安心した。)



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夫も楽しくいっぱいおしゃべり。

歴史や世界情勢、色んな話をした。


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空を見ながら、

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ウサギも見ながら、

楽しい夜を過ごしました。
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by orandanikki | 2014-08-23 05:47

8月21日

息子のお伴をしたついでに

わたしがIKEAで買ったのは――

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リビングのボロボロのじゅうたんの目隠し。

(Renate 19,95ユーロ)

気に入った。


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キッチンのロールスクリーン。

(Liselott 14,95ユーロ)

こちらもきれい。


(ちなみに、その右はアルバートカイプで買った布を

何年か前に手縫いしたもの。)


息子の部屋には立派なベッドがど~んと入った。

片づいたら、1度、写真を撮らせてもらおう。



明日、オランダのお父さんとお母さんが

あそびに来てくれるので、

アルバートハインに買い物に行ったら、

誰かと立ち話をしているデヴィとミタを発見。


誰と話しているのかな?! と思いながら

近づいていったら、

うちの夫だった(笑)


4人で立ち話をしていたら

会いたいと思っていた日本人の友だちも来て――


「同窓会みたい!」とわたし。

「ここがミーティングポイントなんだね」と地面を指さす夫。


日本人の友だちとはあちこちでばったり会うばかりか

お店で背中に彼女の気配を感じて振り向いたら

ほんとうに彼女がいて、

お互いビックリしたこともある。


今日も実は、これから彼女が行くというHEMAにいたとき、

頭のなかで突然、彼女と会話をしていたわたし。


デヴィとミタのことも何日か前に考えていたし、

彼女たちもちょうどきのうバカンスから戻ったばかりだそう。


最近の一歩進んだテレパシー、〈ダブルばったり〉が

三重に合わさったような濃い瞬間が楽しかった。


テレパシーは仕事や人間関係とも連動していて

人生でとても大切なもの――

経験上、わたしはそう思っている。



今日の晩ごはんはこれ。

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Valessのシュニッツェルが売り切れだったそうで、

アルバートハインのベジタリアン、Italiaanse filet。

中にトマトソースとモッツァレラがはさまっていて

豆腐っぽい味もしておいしかった。


消費者はアルバートハインでの買い物を減らして

JumboやLidlなどを利用する傾向にあり、

アルバートハインの売り上げは減少している、という

ニュースをやっていた。


わたしがやっているとおり。

倹約家のオランダ人が同じことを考えないはずはない。
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by orandanikki | 2014-08-22 03:42

8月19日

今日はIKEAへ。

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息子が自分で新しいベッドや棚を買うのにつきあって。



彼女とベッドに寝てみる息子。


2人で寝るなら床板は2枚のほうがいいよ、と

店員の説明を受ける息子。


「子どもが泣いたらこの中にしばらく入れておけるね」と

収納できる椅子を見て冗談を言う息子。


お父さんのように重たい部品をカートに積む息子。



ついこの間まで子どもだったのに、

こんなに大人になっちゃって

なんだか不思議――

息子がいない間に彼女に言うと、

わかる気がする、と言ってくれた。


1週間前に聞いた、という

息子の将来の計画も教えてくれて、

母はちょっとビックリしたけれど、

息子がそうしたいなら

ぜひそうしてみるといい。


息子の部屋は2部屋分の広さがあるから、

将来の計画、実行の日までは

新しい家具に囲まれて

ますます居心地がよくなるだろう。



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着いてすぐ腹ごしらえに食べたパニーニと


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終わってヘトヘトで食べたケーキ。


どちらもおいしかった。


「人生の新しいステップだねぇ」

――マットレス選びから

部品をそろえて宅配の手配をするまで

すべてこなした本人も、

ちょっぴり感慨深そうに言っていた。


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赤ちゃんだった人がこんなふうに大人になっていくの、

あたりまえとは思えなくて

いちいち新鮮な驚きを味わっている。
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by orandanikki | 2014-08-20 04:24

Coffee Companyにて

今日は日本行きの航空券を買った。


日本の旅行社と比較してみようと

たまたま見ていたら、

こちらのほうがずっと好条件だったので

思いきって買ってしまうことに。


とても意外な経由地なのだが、

ぱっとある人のことが頭に浮かび、

会えても会えなくてもいいから、と

背中を押されるように買った。


いちばんに報告したら、

会えます! とのこと。

不思議な縁があるようだ。


バナナローフとミルクティー。

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今日のパスワードがaeropressというのが

飛行機に繋がるような。

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実は、

ようやく文明の利器が使えるようになりました、という

日記を書いたのだが、

UPする前に消えました(笑)


今度こそUP!✈️
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by orandanikki | 2014-08-19 00:29

ステイケーションから日常へ

息子が帰ってきて、夫も木曜からまた仕事。

わたしもそろそろ日常に戻らなくては。


オランダに暮らしはじめて

夏にどこにも行かなかったのははじめてだけど、

それがとっても楽しかった。


ふだんはお客さんが来ても

持病があって疲れやすい夫が

会社を休むことにならないよう

早めにお開きにしなければならないが、

ひさしぶりにゆっくりワインを飲んで

みんなで楽しむこともできた。


映画にも国内小旅行にも行かなかったけど

近場で十分、楽しめた。


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ラプラスのマンゴーババロワケーキ。

友だちと食べておいしかった翌日、

夫にもごちそうした。

絶妙な甘さと酸っぱさでオススメです。


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観光客が多くて、

わたしたちも昨年のアントワープにいるような気分に浸れた。




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空港で息子を待ちながら、

めずらしくクロケットとフライドポテトの晩ごはん。

特別な時間だったな。


こちらは――

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日本旅行の終わりごろの彼女の朝食。


納豆は家でも好きでよく食べるし、

朝から魚が出てもおいしく食べられたそう。

ほんとうに前世が日本人だったみたい。


シチューがとてもおいしかったと言ってたよと

母に話したらとても喜んでいたし、

父も彼女が自分と似たところがある、とうれしそうだった。


オランダのわたしたち親子だけでなく

日本の父や母にも

彼女の存在を喜んでもらえたことが

この夏のメインイベントだった。



今日はものすごいどしゃぶりのなか、

ユンボウまで買い物。

びしょぬれになるのもなぜか楽しくて

旅の気分が味わえた。


晩ごはんは――

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鶏の手羽元とオーガニックの大豆を野菜とともに甘辛煮。

中華の店で買ってきた腐乳(発酵させたしょっぱくて辛い豆腐)。


夕食後、ようやく晴れた空。

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息子たちを見守り、本が出版になり、

のんびりしつつもエネルギーを使っていた感じなので

もうちょっとゆっくりしていてもいいかな、と思っている。


ちなみに、ステイケーションは

アメリカの造語でstay+vacation。

近場で楽しむバケーションのことです。
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by orandanikki | 2014-08-18 03:52

8月15日

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今日は彼女が日本で撮った写真を見せにきてくれた。


ほんとうにすばらしい写真がたくさんで

セミをつかまえて満面の笑みの息子や、

彼女といっしょの父や母の姿を見ることができ

彼女はこんなふうに日本を見ていたんだと知ることができて

涙が出そうにうれしかった。


どうもありがとう。


あれこれと小言を言ってしまった自分を

心から恥じて消えてしまいたいけれど

彼女の笑顔を見ていたら

そんなふうに思わなくてもいいんだと思えた。


人間的にわたしは息子にも彼女にもかなわない。

そんなすばらしい人たちといられることに深く感謝。


生八つ橋を買ってきてくれていた。

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ちょっとかたくなっていたけど、おいしかった。

3人で食べながら色んな話を聞かせてもらった。


母の作ったシチューがとてもおいしかったと聞いてうれしかった。

琵琶湖の温泉旅館で食べた焼き魚が苦かったけれど

それ以外の日本食はすべてとてもとてもおいしかったそう。


オランダのメトロではすぐに人に押しのけられるけれど

日本ではそんなことがなかったし

人々がていねいで道もきれい。


服を買おうと店に入ると店員さんが寄ってきて

あれこれ勧めてくるのには閉口して、

ラフォーレ原宿では店員さんたちの大声にめまいがして

服を買わずに出てきたそう。



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焼き飯と味噌汁、ベジタリアンのナゲットの晩ごはんを食べてから

4人で写真を見た。


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六甲山。

自分の育った場所に彼らが行っていたなんて、

あらためて考えるとなんだか不思議。



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鹿が笑っているみたい、という彼女。

息子と日本にいることを心から楽しんでくれたことが

写真からたくさん伝わってきた。




戦争について考える日に

こういう時間が過ごせてよかった。



わたしのオランダでの年月の途中からはじまった

息子と彼女の関係は、

オランダと日本が重なってできた

未来へつづいていく道。


それを大切にしていきたい――

そんなことを想う8月15日。



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彼らがあちらの家に行ってからお茶を淹れなおして

「おいしいねぇ」と言いながら、

もう1つ、生八つ橋をいただいた。
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by orandanikki | 2014-08-16 06:30

おかえり!

息子が帰ってきた。


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「ファッション誌を買ったよ。服を見るためだけに」と言うので

「メンズ・ノンノ?」と聞いたら、まさしくそれだった。


新しい服や靴がうれしくて家でも着て、履いている。


どんなおいしいものを買ってきてくれるか、と楽しみにしていたのだが

(おせんべいでもコンビニの駄菓子でもなんだってよかった)

なんと、大きなスーツケースいっぱい服で食べ物が一切なく……


母と息子のあいだにどんよりと険悪な空気が流れた。


リストに書いていたものはいっしょうけんめい探して買ってきてくれたが

なにかおみやげが他にもあると思っていた。

いままで日本に行くたびに色々とおいしいものを持ち帰ってきてたから

当然、彼もそうするだろうと思っていたのだが、

〈おみやげ〉という概念も彼には備わっていなかったよう。

(オランダからは気を利かして

自分でも色々買っていったんだけど。)


リストに書いてあったら買ってきたという。

「なにかおいしいもの」と一言、書いておけばよかった。


(彼女のお菓子があるようなので、

それをみんなで分けることになるようだが

あまり期待しないようにしよう。)


売り言葉に買い言葉で

「自分をだいじな人間だと思っているみたいだけど

日本でショッピングしてるときに

あんたのことなんて思い出さないんだよ」と言われた日には

ガ~ン。


わたしは彼にとってだいじな人間でなかったんだ……

そう思うと、眠れなくなりそうだった。


結局、それは誤解と話し合ってわかったけれど

彼が5歳のときからお友だちの家族と旅行に行っても

わたしたちのことはぜんぜん思い出さなかったのは事実。


寂しいようでもあるが、とてもありがたいことなのだと思う。

それに、母のことを思っておみやげをえらぶような子じゃなくて

よかったんだよね!? と電話で母と大笑いした。

(でも、コンビニでたった1個のお菓子で十分だったのにね、とも。)


そもそも、彼女が食の細い子でもあり、

日本では時間を惜しんで観光していたため

昼食はほとんど取らなかったそう。

日本で痩せて帰ってくる、という珍しいことになっていた。


そして、実はおみやげどころでないほどタイヘンだったことが

徐々にわかってきた。


電車に間違えないように乗ったり

彼女の通訳をしたり、

楽しい旅でもあったけど、

常に気が抜けずにタイヘンだったのだ。


「おばあちゃんに☆☆☆のこと、守ってあげてねって言われたけど

ぼくのことは誰が守るの?! って思ったよ」という息子が

いとおしくなった。


家族の会食の席ではみなが彼女に気をつかって

話しかけてくれるあまり、

自分ががんばってすばらしい研修先を見つけた話は

聞き流されて話せなかったそう。

わたしがいたら、「トマもがんばったんだよ」と

フォローできたのだが。


それでも、おばあちゃんとは2年前も今回も

深い話ができて、人生のアドバイスももらえたと喜んでいた。


おじさん(わたしの弟)やわたしの友だちが

英語がよくできることにも驚いていた。


たまには、デパートの中だけででも別行動ができるように

まちがいのない日本の携帯を2個、借りていたのだが

その出番もなかったようで、わたしもちょっとガッカリ。


彼女をおじいちゃんとおばあちゃんに紹介するという目的は果たせたし

彼女に日本を見せることができ、

誰かといっしょ、あるいは2人で楽しいことがたくさんあったけど、

息子はちょっと不完全燃焼のバカンスだった。


彼女がもう少し、積極的だと息子はラクだし

彼女自身ももっと楽しめたのだが、

それは言っても仕方のないこと。


この旅はこれで十分、大きな意味があったのだと思う。


わたしと息子はいっぱい話し合ったので

すっかりまた仲良しになれた。

もっと懐が深くて、

おいしいものがなにもなくても

最初から機嫌悪くなったりしない人間だったらいいのだが、

無理でした。ゴメンね。


「トマ、タイヘンだったんだね。かわいそうになっちゃった」と

3人でそうめんを食べながら言ったら、すかさず夫が

「えっ、いまごろ気がついたの?! 

パパには最初からわかってたよ」

「なんで?」

「パパはずっとテンジョウビンだったから」

「あっ、そうか!」


息子が小さいときに〈添乗員〉と聞いて、

「パパは天上ビンでぼくが地球ビン!」と言って以来、

旅行中の夫はテンジョウビンというあだ名になったのだ。


オランダでのふだんの生活では

わたしがなんでもやっているので

旅中は夫にまかせきり。

テンジョウビンの苦労をわたしは知らずにきてしまった。


「じゃあ、パパがどんなにタイヘンだったかわかったんじゃない?

なんであんなに旅行のとき、怒ってたかも」と言っても

息子にはそんな記憶はなかったよう。


とりあえず、ほんとうによくがんばったと思う。

自分がこの1年でまた人と色んな話のできる

社交的で積極的な人間に変われたことも

旅行をとおしてわかったよう。


おとなしい彼女にも変わってほしいようだけど、

励ますことも、そのままの彼女を受けいれることも

どちらも大切。

みんなそれぞれ、変われる面と変われない面があるから。


変わっていくこと、成長していくことの楽しさを

息子は知ることができてよかった。



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弟が連れていってくれた京都のあまり知られていないお寺での写真。

(並べて撮っただけなので、わたしの影が映ってる。)


トムプースが食べたいというので、

3人でおやつに食べました。
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by orandanikki | 2014-08-14 00:27