オランダ暮らし満30年、やっぱり翻訳つづけてます!
by orandanikki
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ECCO

昨夜はひさしぶりの友だちと。

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安くで買ってあったグルーポンが期限切れ近かったので。

皮をこんがり焼いた豚肉とイカの揚げ物。

どちらもおいしくて正解でした。


子どもたちの話から自分たちの今後について、語り合う。

10歳若い彼女のこれからがとっても楽しみ。

わたしも頑張ろうと思わせてくれる。


なにより彼女の子どもたちの成長がすばらしくて

涙が出そうになった。


* * *

レストランに行く前にマークス&スペンサーで紅茶を買い、

カルファーストラートを歩いているとき

待ち合わせに早すぎたのでふらっと覗いたECCOで――


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履き心地もデザインも気に入ったこの靴を購入。

95ユーロが40%引きで57ユーロ!

ずっと新しい靴を探していたのでうれしい。


オレンジの線やステッチ、中敷きの水玉までぜんぶ好き。

布地のところも裏は革がはってある。

ヌバック用のコンディショナーはECCOのものをもっていたので

防水スプレーとともにまずはお手入れ。

だいじに履こう。

ウォーキングシューズなのでおさんぽが楽しくなりそうだ。
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by orandanikki | 2014-02-26 22:35

選手団が帰国して

オリンピックから選手団が帰ってきた。

祝賀セレモニーの様子も楽しかったけれど、

De Wereld Draait Doorで何年後かにこの五輪を振り返ったら、という

話をしていて、わたしが感動したシーンを紹介していたのが嬉しかった。


ヨリン・テルモルスとコーチが1500メートルの金よりも

ショートトラックのメダルのほうが欲しかった、と発言してしまい

一部のヒンシュクを買い、中傷もあったけれど

彼女の発言はまちがっていないし、

ショートトラックのスピードスケート内での位置の低さを示していた、

彼女のまっすぐさをそんなに悪く思った人はいないはず、と

言っているのを聞いて、ちゃんと理解されていたことに安堵した。


金メダルを獲った1500メートルでは

まるで風が彼女を押していたみたい、と新聞に書かれていたそうだが、

彼女の背中を押していたのは亡くなったお父さんだったのかもしれない。


子どものときからガンコで我が道をいく子だった、と

お母さんも言っていた。

インタビューでぜんぜん飾らない彼女を見ていると

自然とこちらも笑顔になる。


よければこちらを見てみてくださいね。

最初はスベン・クラマーの背中の故障は本当か、という話。

次はカリン・クライボーケル(クライベウカー)と幼い娘のほほえましい姿。

(いつか彼女のことを回顧する番組を作るという案について。)

その次がヨリン・テルモルスの話です。

紹介したエーリック・ダイクストラも昨夏、お父さんを亡くされたそう。

同じような体験をしたことのある人ならわかるはずだが

なにか大きなことの起こった瞬間、感情が舞い戻ってくる。

このインタビューでその気持ちを素直に表して

ヨリン・テルモルスは皆の心をつかんだ、と話していた。


〈この金メダルはパパのもの〉という新聞記事を

だいじそうにスクラップしながら

見ると泣けてくるから見ちゃダメなのよ、とお母さんが言っていた。


次の五輪ではショートトラックでメダルが獲れるといいね!
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by orandanikki | 2014-02-25 05:24

2月23日

昨夜はひさしぶりの友だちのところでおいしい鍋をごちそうになる。

(写真がボケてしまって残念)

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わたしの胃にいいものを、と鍋にしてくれたそうで

ヘルシーでやさしい味でした。

ルッコラをたっぷり入れるの、はじめてだったけどおいしかった。


いっぱい話せたけど、もっともっと話したくなる。

おたがい、真面目すぎてときどき苦しくなってしまうけれど

それでもいいことがいっぱいあるよね、というようなことを

共感しあえるのは貴重だなと思う。


ごちそうさまでした!



帰ってきて夜中までI wish (奇跡)をテレビで見たので今日はゆっくり。

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冷凍しておいた梨のケーキでおやつ。

解凍するだけでも温めても、味がなじんでいておいしかった。


CDはきのうプレゼントしてもらったブラームスのヴァイオリン協奏曲。

息子のLPはあったのだが、キッチンで料理をしながら聴けるのがうれしい。

コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏だし。

いっしょに口ずさみながら繰り返し聴いて

覚えていくのが好きだ。


晩ごはんは金曜のポトフでカレー。

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牛肉団子をプラスして。

ダイコンとキュウリのサラダもおいしかった。


* * *


ソチ五輪、無事、終わりましたね。

テロがなくてほんとうによかった。


個人的には浅田真央さんが16位になったり

オランダの長距離とショートトラックの間がちょっとギクシャクしたころ

だいぶ熱が冷めてしまった。

浅田真央さんの精神力と美しさの凝縮された

フリーのすばらしい演技には涙が出ました。


下のおじちゃんことマウリッツ・ヘンドリクスさんはこんなに成功してしまって

ここで団長をやめるのだろうか……?

ここまでうまくいってしまったら

次回はやっぱりガッカリすることになるのか、

また4年後を楽しみにしていよう。
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by orandanikki | 2014-02-24 05:22

待ち遠しいコンサート

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きのう届いたコンセルトヘボウ・マガジンにはさまれていた予定表に

大好きな曲があったので、さっそく買いにいってきた。

(なぜいつも、だいじなコンサートを見落としているんだろう?!)


その後、ひさしぶりのスタバで最近の色んなことを日記に綴る。


今日は色んな人にばったり会った日だった。

行きのトラム停で昔、息子の友だちだった子のお母さんで

ハンガリー人の翻訳家にばったり。


いっしょに子育てしていたのに、その後、離婚・再婚して

4番目の小学校低学年の娘を連れていた。

子育てがエンドレスにつづいている感じ。

楽しそうに話してくれて、「ぜひ電話して!」と言ってくれた。


スタバの帰りにWTCから家のほうに向かっていると

遠くから歩いてくる人が

まだよく見えないうちからデヴィだと確信した。


よいフィーリングの日だったので

こういう日はデヴィに会える気がしたのだ。


その後、息子の小学校でいっしょだったお父さんと

笑顔で手を振り合って

韓国の店に来たらまた、

後姿だけでムサシャのお母さんだとわかった。


一時期、仲良かったのだがもう何年も話していなかった。

あいさつだけで通り過ぎるかと思ったら

いっぱい話してくれた。


おたがいの子どもたちの話をしていて

ムサシャはVMBO中退したそうで

うちの息子と彼女はギムナジウムから大学に行ったから

まぁ、頭はいいんだよね、と話したら

「頭がいい、ね。

ムサシャだって頭いいよ。

うちの猫だって頭いい」と冗談ではなく言っていた。

彼女、昔のままだなぁ。

「もちろん、そうだよ。

みんなそれぞれだからね」と言ったけれど、

能力はそれぞれちがうんだから

勉強ができる人間はそれはそれでいいじゃない。

張り合わなくてもいいのに。


(日本語ではわたしも決して

うちの子は頭がいいとは言わないけれど、

オランダ語ではごくふつうで

さらっと誰でも言うこと。)


でもなつかしかったのか、随分、長くおしゃべりしていた。



晩ごはんはまたまた――

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オーガニックの鶏手羽の塩鶏と野菜のポトフ。

鶏は食べかけではなくて、

彼女がいっしょだったのでナイフで半分に切った。


きのうは冷蔵庫の残りのじゃがいもをつぶして、

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ヨークシャーパイ風に。

チーズもプラスしてとてもおいしかった。


デヴィと会ったあとの気持ちのいい空。

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ほんとうに冬らしく寒くならないまま春になるようで

今日ははじめてダウンを脱いで

秋に日本で母に買ってもらったコートで出かけた。
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by orandanikki | 2014-02-22 05:01

おじいさんと

やっと会えた。

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ちょうど週末に日本から届いたきれいな落雁があったので

娘さんと3人でいただいた。

とても喜んでもらえました。

スプーンは戦前に神戸で買った思い出の品。


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娘さんのお昼に用意してくれていたクルジェットのスープ。

娘さんはわたしより10歳くらい年上の美しい婦人なのだが

あっはっは~、と笑う気さくな方で

でも細やかな気づかいをしてくれて

彼女自身の繊細さもとてもよくわかり

わたしはすっかり魅了されてしまった。


おじいさんともとても深い話ができた。

おたがいにとって意味の大きな出会い。

いちばんよい形にして

多くの人と共有できるようになることを祈っている。
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by orandanikki | 2014-02-20 23:01

2月18日

ソチ時間(5時)とオランダ時間(2時)を勘ちがいしていて……

ジムを早めに切り上げて男子1万メートルを途中から見た。

(ジムのテレビは音なし。)


ヨリット・ベルフスマがリラックスした見事な滑りを見せましたね。

クラマーやブストのようなプレッシャーがないせいもあるけれど

テルモルスもベルフスマも元々緊張しにくいタイプのよう。


テルモルスは1500メートル、滑り終わったあとに

緊張してるか聞かれて、「後でするかもしれない」と言っていた。


そんなふうに力を抜いて滑れるかどうかが肝心なのだそうだ。

体重のかかっていないほうの脚をどれだけリラックスさせられるか。


クラマーはバンクーバーでのコースまちがい失格の無念を晴らすことができなかった。

4年間、この日のために頑張ってきたのに。

4~5日前から背中の痛みがひどかったそうだけど、

調整もトップスポーツの一部、と解説者も本人も言っていた。


(今度こそ挽回せねばという)強迫観念になるかも、と

インタビューで言っていて、

〈故障〉と〈強迫観念〉という言葉を聞いて

「引退が近づいてきたのだろうか?」と言っている解説者がいたけれど

そんなに簡単にはあきらめられないだろう。


バンクーバーでコースをまちがったのは

ずっと運命を共にしてきたコーチのミスだった。

笑い話にできるくらいすっかり乗り越えたと言っていたけれど

それはきっと今回、金をとれると信じてやってきたから。


これからの4年はもっと長くて苦しいのだろうな……。



* * * * *


ジムの帰り道に突然、思いついて――

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今度は梨のケーキを焼いてみた。


はじめてのバナナブレッドは焼きたてはおいしかったものの

2日目がおいしくなかったのだが

その後、3日目も4日目もしっとりとおいしくてビックリ。


オランダのサイトでレシピを探したら

梨が4個は必要なよう。

うちには1個しかなかったので、バナナも入れてみた。

アーモンドパウダーがこの辺には売っていなくて

アーモンドペーストを使う。

前回よりも量を多くしてみた。


色々工夫するのが面白い。

なかなかおいしく、アルバートハインの梨のケーキに近い感じにできた。

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晩ごはんはまたまたソーセージ。

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ザワークラウトをたっぷりにして酸っぱめで食べるのがおいしかった。
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by orandanikki | 2014-02-19 05:15

2月16日

もう春のような気持ちのいい天気。

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おやつは――

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きのう焼いたバナナブレッド。


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日本で買ってきた〈暮らしの手帖〉のレシピが

初心者にはむずかしすぎたので、

クックパッドでいちばんシンプルなレシピと見比べて

てきとうにやってみたのだが

意外とおいしくできた。


でも、一晩、寝かせたらしっとりするというよりも

堅く重たくなってしまったので

またトライしてみよう。


* * *

今日は女子1500メートルを楽しんで見た。

金メダルを獲ったヨリン・テルモルスは昨夏、お父さんが亡くなったそう。

「お父さんは今日、いままで以上にこの場にいたのかもしれない」という

解説と彼女の涙を見て、もらい泣きしてしまった。


でもショートトラックのほうが本業なので

コーチが「この金を返してでもショートトラックの銀か銅がほしい」と

発言してしまい、長距離関係者のヒンシュクを買ってしまったのが残念。


10年間もショートトラックでのメダル獲得をめざしてがんばってきたのだから

その気持ちもわかるけれど、

真剣に長距離に取り組んできた人たちの気持ちも考えてもよかったのでは…?


そして、8時のニュースではオランダが強すぎるのはちょっと困ったこと、という

話題もやっていた。


国際的に一国だけが優勢だとつまらなくて人気がなくなってしまう。

スポンサーがつかなかったり放映時間が減ってしまったりする。

オランダ人のファンからさえも、もうちょっと激しい競争で

スリルを味わうほうが楽しい、という意見も出ている。


世界でチャンピオンになるためにがんばってきて

よい結果が出すぎても問題が生じてくる……

ほんとうに、世界はフクザツに成り立っていて

ちょうどいい匙加減が必要なのだな。


それでも、お父さんの死を乗り越えて

すばらしい結果を出したヨリン・テルモルスはやっぱりすごい。


そしてオランダ選手団の団長はロンドン五輪につづき今回も

昔、うちの真下に住んでいた通称〈下のおじちゃん〉こと

マウリッツ・ヘンドリクスさん。


うちの下に住んでいたときにはホッケーのコーチで優勝して

おめでとう、と言ったのだった。

気さくでかわいいガールフレンドのいた好青年が

まさかこんなに華々しい活躍をすることになるとは

当時は思いもしなかった。
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by orandanikki | 2014-02-17 05:46

人種をめぐる気づき

今日は男子1500メートル。

〈王の種目〉と呼ばれている、瞬発力も持久力も必要な

男子スピードスケートの花形。

わたしはマルク・タウテルトを応援していたのだが

千分の3秒差でクン・フェルワイ(キューン・フェルバイって…)が

2位になったのも残念だった。


マルク・タウテルトまでテレビで見て

今日は腰を整えてもらう日だったのでジムへ。


ジムの入り口でよく見かける男の子といっしょになったので

「ドキドキするね、スケート!」というと

「そうだね…あんまり真剣にはフォローしてないけど

見れば面白いね」という返事。


そうか、オランダ人でも全員が夢中でフォローしてるわけではないんだ!

(考えてみればあたりまえか。)


トレーナーも彼もジムの音のない画面では気づいてなかったので

「クン・フェルワイだよ」と教えていっしょに見る。

マルク・タウテルトはわたしがジムに向かっている間に

1位から転落していたし、クンくんも残念だった。


その後、トレーナーと、オリンピックをめぐるわたしのフクザツな想いについて話す。

わたしもふつうにオランダの選手の活躍を楽しみにしているのに

「日本人もよくやってるね!」とまたまた自動的に

〈日本人枠〉に入れられてしまうのが苦々しい。

もちろん日本人の活躍は嬉しいのだから

なぜ〈日本人〉と括られることにそれほど抵抗があるのか、ということが

自分でも興味深い、という話。


わたしがふつうにオランダを応援しているのは

人生の半分以上をオランダで過ごしているのだから当然のこと。


愛媛県で生まれて、人生の半分以上、東京に住んでいる人とか

東京で生まれて、人生の半分以上、広島に住んでいる人とかもきっと

いつまでも出身地で括られることには抵抗があるだろう。

それと同じことだと思うのだが。


宇宙から地球を見たら、

ヨーロッパの人もアジアの人も〈地球人〉という括りになるはず。

そういう視点で見ることができればいいのに。



外見がアジア人だから、オランダを応援しているということを

いちいち言葉にしないと理解されないのがもどかしい、ということ。


そして、国をあげての応援という場になると

(オリンピックやサッカーのワールドカップなど)

結局、自分はオランダにも日本にも属していない、という気持ちになるということ。


そんなことをトレーナーと話す。

「ふだんはどちらの隅っこにも属している、と思えても

オリンピックとかワールドカップになるとアイデンティティーが揺らいで

純粋に楽しめなかったりする」

……やれやれ、めんどくさい人間だ。


なんでかな? という話をしていて自分で心理分析を思いついた。

(過去の心理カウンセリングでも出た話だが。)

わたしは昔、日本でふつうの日本人の子どもだったとき

まわりとなじめず、いつも〈変わった子〉扱いされていたのがトラウマで、

みんなと同じでいることへのあこがれが強いのだ、ということ。


するとトレーナーが「わかるよ」と言ってくれた。

いまジムでみんなで頼りにされ、こんなにまっすぐな人はきっと

温かくてなにひとつ問題のない家庭で育ってきた人にちがいない、と

思っていたトレーナー。

実は離婚家庭で苦労して育ってきたと聞いて

驚いたことがあったのだが。


それでも外見が典型的な白人オランダ人だから

外見でまわりとちがうという悩みはないはず。

それはたしかにそうだが、

でもそれが、〈外見が白人〉=〈周りと一体〉ではない、

という話をしてくれた。


高校生の3年間、外見は同じでも

周りとまったくなじめずに、どのパーティーにも招待されず

孤独な時を過ごしていたのだ、と。


この話を聞いて、まさしく目が覚めるような気がした。

以前、Alleen maar nette mensenという小説を読んで

純粋なオランダ人なのに外見がアラビア風なので

どこでも差別の目で見られる主人公をとてもせつなく感じたことがあった。

それならば、アジア人の外見のほうがまだわかりやすくて

マシだ、と思った。


アンドレも白人なのにたまにモロッコ系にまちがわれると聞いて

長いつきあいなのに驚いたばかりだ。


でも、わたしはずっと金髪で青い瞳なら

ラクだろうなぁ、と思っていたのだ。

それはある意味、当たっているけれど

結局のところ、誰かと仲間になる上では

それが決定的な要素でない、ということが

トレーナーの話でやっとはっきりとわかった。


その意味で、ものすごくおたがいがわかりあえた。

その点においては人種の壁はぜんぜんなかったのだ。


心からお礼を言ったあと冗談で

「あなたもヘンなんだ」
「ぼくもヘンなんだ」
「わたしたちはヘンなんだ」
「そういう結論にしよう(笑)」と話す。


こうやって心が通じ合うことがいちばんうれしいこと。


実はこの話は昨夜、夫ともしたところだった。

宇宙の話をしていて、それから人種の話になって

夫が言ったのは「パパはあまり考えないようにしてる……

この人は何人だとか、区別はしないようにしてる」


これもまた単純だけど深いこと。


わたしはいい人たちに周りを囲まれているのだな。


これからもまだまだ人種のことで悩んだりするだろうけれど

そのたびに今日の会話を思い出そうと思う。


わたしはきっと、人種のちがいを超えて

人間として成長するためにオランダにやって来たのだ。


夫もトレーナーも、友人たちも、

それぞれの方法でわたしにだいじなことを気づかせてくれる。


苦しくなるんじゃなくて、もっと大きな目で見て

楽しんで学んでいこう。

せっかく縁があってここに来たのだから。
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by orandanikki | 2014-02-16 04:50

バレンタイン

わたしからは去年と同じチョコレート(おいしいそうで喜んでもらえた)、

夫からはこの間、バラをもらったところだったので

必需品を買ってきてもらってそれがプレゼントということで。


お昼過ぎ、息子と彼女が帰ってきたので

「なにか買ってあげたの?」と小声で聞いたら

彼女が笑っていた。

今年も花束が喜ぶよ~、と勧めたのだが、

よけいなお世話ですね。

おいしいものを食べにいくことになったようで

レストランを予約していた。


寒い日だったのですぐにミルクティーを部屋に届ける。

当然のように彼女が息子のひざに座っていて

バレンタインとか関係ないいつもの光景だけど

2人とも嬉しそうで。


そんなふうな息子が見れることが

なによりありがたいことなんだと思う。


夫と2人の晩ごはんは――

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卵焼きをリクエスト。

きのうの残りの焼鳥など。


今日じゃないけど……

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たまに無性に食べたくなるトムプース。

近くにHEMAが新装開店したので、頻繁に買ってしまいそう。


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あまりに速くてうまく撮れないけど

ウサギくんたちがまた楽しそうに鬼ごっこしていた。


羽生選手、金メダル、おめでとうございます!
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by orandanikki | 2014-02-15 06:49

オランダの教育のゆくえ

日本の小学6年生にあたるグループ8でおこなわれてきた

Citotoets(シト試験)の時期が来年から変わり

中学進学の際、中学側が入学を許可するかどうかという判断に

いままで以上に担任の先生の評価が重要になることになった。


Citoなんて時代遅れ、

知識が多く、良い点を取れる子どもが

将来、社会で成功するとはかぎらない、

担任であるわたしのほうがCitoなんかより正しく

子どものことを評価できる! --

そんなことの書かれた新聞記事(こちら)を読んでぞっとした。


何度も書いてきたけれど、

うちの息子は日本風に勉強ができて

オランダ風のプロジェクトは好きでない、という子どもだった。


プロジェクトではやる気を見せないので

「わたしがこんなにいっしょうけんめい、楽しくできるよう工夫しているのに

やる気がないトマを見るとイライラするのよ!」と担任に言われたこともある。


勉強に関してはなんでも簡単にできるので

やる気を見せたことがない。

勉強は最小限で済ませる子だったので

本人としては小学校ではまったくなにも学ばなかった、という印象らしい。


通知表の点数はよくても

先生の評価があまりに否定的なので、息子をよく知る校長に

「トマはここに書かれているような子どもじゃないよね?」と話しにいき、

校長のアドバイスで担任に話して

通知表にポジティブなことを書き足してもらったこともある。


話し合いの際、担任には

「だって、彼はオランダ語もクラスで一番なのよ?!

(なのになぜ文句を言ってくるの?)」と言われたが

そんなことは通知表のどこにも書いていないので

わたしが知る由もなかった。


勉強ができるということはまったく評価に値しないことと

理解されているんだな、と寂しく思った。


いつもいつも、息子をかばわなければならなかった。

そうじゃない、息子はほんとはやる気のある子どもで

家ではこんなに本を読んでいるのだ、とか。


中学では成績では確実に大学進学コースのギムナジウムに行けたが

担任には「やる気がないと、頭がいいだけではギムナジウムでは

やっていけないから、トマには勧めない」と言われたのでまた

だからそうじゃないんだってば! と心のなかで叫びつつ、

冷静に、息子がギムナジウムに適していることを説明した。


残念だけど、オランダの教師のレベルを見ていて

一人の人間のだいじな将来を左右する評価を

正確にできるとは思えない。

担任の先生にだいじな子どもの将来を左右されてたまるか! と

誰でも思うはず。

それを補ってくれるのが点数で学力のわかるCitoだったのに。


もちろん、試験結果がよくなくても秘めた能力のある子どもが

来年度からの方法ではギムナジウムに行けてバンザイ、

ということもあるだろうけれど。


でもギムナジウム側としてはやはり伝統ある学校のレベルを保つため

Citoの結果を重視する、とすでに言っているところもある。


上の新聞記事で出ていた例では

モロッコ人児童で兄が3人ともVMBO(職業訓練校)に通っていたら

担任は色眼鏡でその子もVMBOに送る可能性が高いのではないか、ということ。


これまでにもすでにCitoの結果がよくても移民の子どもには

白人オランダ人児童よりも低い評価をあたえがち、という問題が存在している。


制度が変わり、やっぱり失敗だった、ということになるまでに

自分を理解していない担任に不当な評価を受け、

レベル以下の中学に進学せざるをえなくなった子どもは

犠牲者になってしまう。


なににつけても親がしっかりと見張っていなくては。


もし息子が来年、グループ8だったとしたら、

ギムナジウム、大学と進めなかったかも、と思うと恐ろしくなる。


あれこれ変わるオランダの教育。

もっと世界に合わせてエリート教育に力を入れる、っていうのもあったけれど

やっぱり全体の流れとしては、

成績がいいということが軽視されている感が否めない。


あくまでわたしの主観で、

プロジェクトが大好きで成績は中くらい、という子だと

わたしと正反対の意見なのだろうし。


教師自体のレベルが高くないので、

教師になるための教育を見直すというのも

言われていることだし。


教育はほんとうにむずかしい。

一言で〈オランダ(あるいは他の国)の教育はすばらしい〉なんて

ぜったいに言えないこと。
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by orandanikki | 2014-02-13 21:48