オランダ暮らし30年目、やっぱり翻訳つづけてます!
by orandanikki
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仲直り

夫の古いお友だちと。

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アントワープであまりに暑くて

生肉を買うと家までに腐りそうだったとき、

お客さんに作ったツナ缶とカニ棒とミニトマトのパスタ。

上にアンチョビーをのせて、バジルを散らして。


お友だちと最後はとても仲良くなれたのだが

最初に3人のエネルギーがかみ合わず、

その結果、

いつもどおり、やさしいだんなさんとワガママな妻、みたいな

図になってしまって。


夫とは今日に持ち越して話し合った。

ケンカにならないだけ

大人になったなぁ。


夫はほんとうに皆に言われるように

そしてわたしが思っているように

〈いい人〉なのにまちがいないけれど。

夫はそんなこと、思われるためにやってるわけではないのだし

勝手にそんなレッテルを貼られてもね、っていうこともあるだろう。


この間、アントワープで

わたしにはパパ以上にいいものはこの先、現れない! って

暗闇で叫んでいたけど、

今回はちょっと夫の欠点も見えて

地上の人に降りてきた感じ。


夫婦はずっとおたがいに学び合うもの。

それでいいのだ。


わたしは世間的に見て

損な役割だよね、とか

うだうだ言ってしまったことも

ちょっとさんぽに行ってみると

小さいな、と思えたので

お詫びにワインを買ってかえることに。

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その前に、ひさしぶりにスタバにて

シノプシス仕上げる。


やっぱり地元のスタバが落ち着くな。

ジャズがかかっていて

ホッとできる時間だった。


そして、ワインを買いにアルバートハインへ。

わざわざワインだけ買いにいかなくても

明日、べつの買い物のついでに買ってもいいんだけど、

まぁ、仲直りのしるしに、と思って。


セルフスキャンを取ろうと

機械の前にいると後ろから

「さきさん!」と声がかかり――


この間は背中で気配を感じたくらい

テレパシーでつながっている友だちが

弟さんと弟さんの奥さんと立っていた。


ちょうどさっき、もうそろそろ日本に帰るころかな、とか

奥さんと○○さんってどういう関係だったっけ? とか

考えながら歩いていたところだったのだ。

(直接、彼女に説明してもらえた。)


友だちもきっとわたしに会うだろうと思っていたそうだし

わたしも弟さんたちに会える気がしていた。

ほんとうに不思議だね、と話す。


あぁ、オランダに帰ってきて

冴えてきた感じがする。

短かったけど楽しくおしゃべりしたいい時間だった。


晩ごはんは――

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塩豚ソテー。

ちょっと塩がきつすぎたので

明日、キャベツと炒め直してリベンジ。


晩ごはんは夫に丸投げしました。

ワインはこの間、Sさん宅にもっていったものと同じ。

木の絵がかわいくて

飲んでみたくなったので、

これで仲直りすることにした。


小皿の野菜チップスはきのうお友だちにいただいたもの。

こちらもとってもおいしかった。


色んなおもしろい話ができてよかった。

そして、ちょっとぎくしゃくしてたときには

息子が見事なフォローをして話し相手を務めてくれた。


夫婦で、親子で、友だちどうし、

全体でバランスが取れていれば

ちょっとくらいぎくしゃくしたってかまわない。

自分が恥ずかしくて嫌になったけど

もう、これでよかったんだ! という気がする。


仲直りのワインを買いにいって

テレパシーがまたはたらき出したことだし。


月曜のFさんが15年ぶり、

きのうのお友だちが13年ぶり、

今日の弟さんが10年ぶりのオランダだったそう。

それぞれ、縁があったから会えたんだ。

またいつか会えますように!
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by orandanikki | 2013-08-18 05:49

8月15日に

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8月15日は毎年、戦争について

日本とオランダ、両方から考える日。


ハーグの式典(日本軍が降伏し、

オランダ領東インドの抑留所に容れられていたオランダ人が

解放されたことへの)の生放送を

今年は全部は見なかったけれど

ことづかっている本があるので

その本と著者のことを想いながら過ごす。


たとえ出版社が見つからなくても

訳し終えるつもり。


いつか、ちゃんと書きます。



オランダで26年生きてきて、

1度も戦争のことで嫌な言葉を言われたことがない。

そのことに感謝せずにはいられない。


逆に、この間、〈トラブル〉と書いていたことには

戦時のことを持ち出され、

中傷される、ということが関わっていた。


そのとき、上の人が数時間のうちに

バシッと対処してくれて

発言者は見事にばっさり斬られました。


戦争はいまも日常の片隅にある。


いまのわたしにできることは

長い年月、包み込むようにして

わたしを育ててくれたオランダに感謝して、

個人的な出会いを大切に

偏ることなく事実を伝えること。


そして、こんな風景のなか

大切な人たちと

おいしいものを食べられる

しあわせに気づくこと。
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by orandanikki | 2013-08-16 18:30

ジムで

体がもうすっかり元にもどって

アントワープに行く前とおなじエクササイズをこなせるようになった。


気持ちいい汗を流して

今日もラケットアイス。


アントワープでつらかったとき、

励ましてくれていた友だちがいたので

ラケットをごちそうして喜んでもらう。


(「あなたたち、そんなところに並んで

アイス食べてて、かわいらしいわね」と

声がかかって笑ってしまった。)


60歳の彼女はなんと

今週末、ご主人とカナダに飛んで

3ヵ月の自転車の旅をするのだそう。


頭のなかがそのことでいっぱい、と

色んな話をしてくれた。

いちばん恐いのはクマらしい。

クマが気がかりで眠れるかな、と心配していた。


食糧も積んでテント生活。

野菜不足にならぬよう

オーブンで乾燥ブロッコリーをいっぱい作った、と

笑っていた。

(柑橘類以外は税関も問題ないだろう、と。)

以前、乾燥ニンジンを作ってもっていったのが

とてもおいしかったそうだ。

「乾燥させると甘みが増すからだね」と話す。


浄水フィルターも買ったそう。

冬のジャケットももって防寒もバッチリ。

ブログを書くそうなので、

リアルな冒険話を読ませてもらおう。



同じトレーナーについて同じような体操をしていることから

話をするようになり、

仕事もおたがい家で1人でする仕事で

オランダ語のコラムも読んでくれたりするようになった。


体を鍛えるのが目的だけど

面白い人に出会えるのも楽しい。


帰ってきたら、もうラケットの季節じゃないけれど

今度はいっしょにコーヒーを飲もう。


先週、話を聞いてくれたトレーナー、ミッキーは

来週からは元の場所に戻ってしまうそうで

またそのうちカフェで会うかもね、と話してお別れ。


晩ごはんは――

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きのういただいた鶏肉と野菜の煮物をペンネにかけて。

2日目、もっとおいしくなっていた。


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デザートはきのういただいた羊羹。

途中からイチゴと羊羹を小さくして、

ベン&ジェリーのアイスを混ぜて

クリームあんみつ風にした。

思ったとおり、とってもおいしかった。


箱に入っているのもきのういただいた

大好きな、あけぼののおかき。

嬉しいおみやげでした。


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窓の外はこんな。

風向きにより、今日は近くを飛行機が飛んでいる。

涼しくなって、気持ちがいい。
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by orandanikki | 2013-08-14 03:19

料理人たちと妻たち

昔、親子3人でしょっちゅう、ごはんをごちそうになっていた

Sさんご夫妻のところに

夫が東京でお世話になっていたFシェフが奥さまといらっしゃったので

ひさしぶりに3人でおじゃました。

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南仏風サラダ。

エビ、メロン、バナナ入り。

フランスパン、フムス、パテ、カマンベールはうちがもっていった。


ホワイトソースのラビオリの後にこちら。

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トマトを20個くらい入れて、鶏が骨からはずれるまで煮込んだもの。

余ったのをいただいてきたので

今夜はスパゲティにかけて食べる予定。


ぜんぶとってもおいしかった。


Fシェフにわたしがさいごにお目にかかったのは

4年前、ヘールト・マックさんと神戸に行ったとき。

マックさんの宿泊先だったので

お孫さんに着物を買った帰りに

母もいっしょにおじゃまして、

おいしいお茶とすばらしいケーキをごちそうになったのだった。


英語でマックさんとアムステルダム時代の思い出を

話されている姿を見て

さすが、かっこいいな、と思った。

料理だけでなく、ちゃんと外国からのお客さんとも

コミュニケーションの取れる方。


わたしにとっては地元、神戸で

自分の出身校でいちばん有名な

藤原紀香さんの披露宴を担当された、ということも

親しみを感じる要素。


実は、夫婦でお話しさせていただくのははじめてで

この珍しい機会にどうしても息子を見ていただきたかったのだ。

夫が若かったときには

Fさんのまだ幼い子どもたちと遊んだりしていたそうなので。


アムステルダムにいた時期は

Fさんと夫は重ならないけれど

Sさんと共にフランス料理を極めた絆は深い。


こうやって3家族で集まってプライベートの話をしてみると

それぞれの人生にいいところも悪いところもあって

とても興味深かった。


夫もオランダから帰った後、そのまま東京にいたら

シェフになっていた、と皆に言われていて……


結婚してオランダで暮らす! と決めたのは

夫本人だったけれど、

やっぱりちょっと「来てもらっちゃってごめんね」と思うことも。


それでも、あまりにも仕事が忙しすぎたFさんにはできなかった

子育てをきちんとしてきたことで

いま、父・息子の関係がしっかりと築けている。

そのことをSさんもFさんも奥さんたちも

みなが心から自分のことのように喜んで

「よく頑張ったね」と言ってくれる。

夫も嬉しいし、わたしも嬉しい。


人生はみなそれぞれ。

完璧な人生はないし、どの人の人生にもいいところはある。

それを認め合える、優しい関係。

子どもをきちんと育てることも

一流シェフになることも

どちらもすばらしいこと。


世代のちがう3組の夫婦でおしゃべりした

楽しい夜でした。

何年かしてまたこのメンバーで集まれることを

楽しみにしていよう。



* * * * *


フリーゾ王子が亡くなったニュースは

行く前のネットと帰ってきてからの

Knevel & van den Brinkで見ました。


妻のメイベルさんのお父様が

彼女が9歳のとき、スケートで氷の下に転落して亡くなり、

娘さんが8歳半のいままた

スキー事故で夫を失う、という

運命の残酷さ。


ご冥福をお祈りいたします。
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by orandanikki | 2013-08-13 18:17

宝物

読まないといけないものがたまっているので

地味~な週末を過ごしている。

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お昼ごはんはきのう作ったひよこ豆の煮ものをのせたそうめん。


塩豚の残りと塩豚をオーブンで焼いたときに出たぷるぷるコラーゲンがあったので

それをベースにした、こくのある煮ものができた。


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友だちにもらったお気に入りのカップでダージリンのミルクティーと

おとつい、ラプラスから持ち帰ったケーキ。


息子は彼女宅に泊っているし

彼女が焼いてくれたカップケーキもいっぱいあるようなので

夫と食べちゃうことに。


この夏の旅行の計画は延期になり

2人はおたがいのアルバイトの合間を縫って

ほとんどいっしょにいる。

彼女のご両親と弟は夏じゅうtuinhuisje住まいなので

広い家で自由気ままに。


tuinhuisjeは市の貸しているガーデニング用土地の

小さな家。

彼女のおかあさんは本宅にいると

壁に圧迫感を感じるそうで

起きたときから外にいられる小さな家を

こよなく愛しているのだ。


なかなかタイミングが合わないけれど

1度、見てみたいものだ。

わたしはどちらかというと自然にはすぐ飽きてしまうほうで

混沌とした街が好きなのだが、

きっとステキな場所なのだろうな。


夜遅く、彼女のアルバイトの終わる時間に

泊りにいく息子に

「気をつけてね、宝物だから」と声をかける。


「宝物だから」とわたしが言うと、

「宝箱に入れないで」と息子が言うのが

かつて、2人のあいだのお決まりだったなぁ。


もうすぐまた誕生日。

赤ちゃんが大人になるのが

あたりまえのようでやっぱりいまだに不思議に感じる。


「ここに入ってたんだよ」と思わずおなかに手をあてて言ってしまったら

「もう、やめてよ!」とか「なに言ってんの?!」でなく、

「うん」と言って――


階段の踊り場で軽やかに手を振り、

だいじな彼女のもとに出かけていった。
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by orandanikki | 2013-08-10 22:31

ハチミツ

少し年上の方とお茶。

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いつもどおり、率直な意見を話していたら、

あんたのそういうところが好き、

なにか裏があるとか、まったく考えなくていいでしょう、と言ってくれた。


「そのとおりなんです! 思ったそのまんまだから」


うまく感情を隠したつもりでも

「長山さん、今日、機嫌悪かったでしょう?」と

図星の電話がかかってきたり、

「(感情が)ダダ漏れだったよ」と指摘されたり。


ふだんはぼんやりしているのに

いざというときには自分が気づくより早くスイッチが入って

道でオランダ人とケンカすることもできる。

「そんなに怒らなくてもいいでしょう!」と相手に言われて

ビックリしたり。


時には無理しておつきあいすることもあるけれど

時間が無駄だと思ったら

2度目はもう行かない。


隠すのは下手だし、思ったことそのまま口から出てくるし、

無理してつきあいつづけることはないから、

表面でいい顔しながら

心のなかで嫌なこと思っている、ということはない。



正直に思ったことを話すと

失礼だとか、変わってるとか

若いとき、日本では不評だったけれど

この人はそういう人なんだ、というイメージが定着すると

ラクといえばラク。


そういえば、昔はどの成長段階でも

〈変わった子〉〈変わった人〉と言われつづけたけれど

この年になるとそういう言葉も聞かなくなったなぁ。


まぁ、日本の友だちにとってはオランダに行った段階で

正真正銘、別世界の人となったから

同じ社会のなかの異邦人ではなくなって

ちがってあたりまえの人、となった。


すると、ちがうところではなく

別の世界に住んでいても、

こんな共通点があるんだね、という見方ができるようになる。


日本で友だちに会うと

まったく別の体験をしながら

気持ち的には重なるものがあったりして

そうだよね~! と共感できるのが楽しい。



なんだか話がズレたけれど

まだ話をするのが3度目だった方に

ちゃんと自分をわかってもらえたのは嬉しかった。


アントワープでどれだけ夫が恋しかったか、という話をして

お別れした直後、

家の手前で自転車に乗って帰ってきた夫に遭遇。


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偶然が楽しくて、そのまま2人でラプラスへ。

2人前、5,95ユーロのケーキセット。

1つはそのまま包んで息子のおみやげにして

1つを半分つ。


晩ごはんはパパパスタ。

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アラビアータじゃないけれど

ちょっとピリッとするハインツのソースがおいしかった。


この間、写真に写っているエキストラバージンオイルを

エコプラザに買いにいったとき

蜂蜜もいっしょに買ったのだが……


〈液体タイプ〉と書かれたものを買ったのに

開けてみたら固まっていて、

今朝、息子と数匙、食べたものを

やっぱり液体タイプに取り換えてもらおうかなと思い、


ダメモトでエコプラザに行って

事情を話したら、

問題なく取り換えてくれた。


レジでわたしの前にいた人が

「わたしが前に買ったときもそうだった。

だからあなたの言ってることは正しいよ」と

加勢してくれたのが嬉しかった。


そういえば(話が飛ぶけれど)

アントワープでトラムを待っているとき

とんでもなく声の大きい中国人のおじいさんがいて

まわりの人はうとましく思っていたのだが、

その人といっしょにいた

若い中国人の女性があまりうまくないオランダ語で

「わたしの叔父の声が大きくてすみません。

耳が悪くて、補聴器をつけていないからなんです」と

説明したとき、一瞬にして場の空気がなごんだ。

みんながやさしい気持ちになったのが感じられた。


なかなかできることじゃない、えらいな、と思って

トラムに乗ってからその人のところに行って

「あなたがみんなに説明したのがすごいよかった!」と

伝えたい気持ちをそのまま伝えた。


夫にあとでこの話をしたら

その中国人の女性もさきちゃんも

すごい開けた心をもってるね、

ヨーロッパ向きだね、と言ってくれた。

そこに気づいてくれる夫もまたそういう人。


街角で、一言、言葉をかけあったり。

誰かがちょっと自分を褒めてくれたり。

そんな小さなことが

わたしはいつでも嬉しい。
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by orandanikki | 2013-08-09 04:26

Exki(エクスキ)

最近の晩ごはん。

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30℃あったとき、パンにすぐカビが生えてしまうので

パンごはん。

それなりに時間をかけて作り

オシャレなカフェ風と言えないこともなかったのに

脳に満腹サインがいかなかった。


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がっつり肉が食べたい気分だったので

めずらしくアルゼンチン産のステーキを奮発。

高いので、1人あたり100gで。

夫がおいしく焼いてくれ、堪能した。

肉が少ない分、

ドイツ産・オーガニックのおいしい豆腐を冷奴に。


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ひさしぶりにベジタリアンのシュニッツェル。

2人共、ジムだったので、かんたんに。


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今夜は即席塩豚。

キムチ、サムジャンとともに、

ごはんがすすんだ。

塩豚ははじめて夫がオーブンで低温で焼いてみた。


* * * * *


アントワープでは――

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到着した日の晩ごはん。

安物スーパーで調達したもので

とっても侘しかった。

(白いソーセージをぶつ切りにして

マッシュルームと炒めただけ。)


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自分ん家じゃないキッチンで料理をするのはおぼつかなく

お客さんが来ても、こんなカンタンパスタがほとんどだった。


右の黒いものは高級スーパー・デレーズ(Delhaize)で

2パックを1パック分の値段で売っていたワカメ。

苦みがあって、どう味付けしても食べられなくて

結局、捨てるはめに。

この日はカニ棒とキュウリのサラダに混ぜるつもりで買ったのだが

別々にして正解だった。



少なめに作るように心がけても

どうしても3日分はできてしまうのにうんざりして

ときどき利用したのがExki

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ホウレンソウのサラダ。

ひよこ豆がたっぷり入っていて、満足感がある。

フライドポテトを食べた帰りに

これだけ食べに入ったりもした。


ケーキはパイ生地が薄く、

ほとんどフルーツ。

気に入ってよく食べたのに

なんのフルーツだったか、思い出せない。

(イチジクだったような。)


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夫とも2度、行った。

ラム肉のキッシュもニンジンのクスクスも

なかなかおいしかった。

左の茶色い棒みたいなのは

スコーン。


エクスキ、けっして安くはないけれど

体に良さそうで満足できた。


中央駅からまっすぐ歩いて5分くらい。

(De Keyserlei 20、駅を背にして左側)。

手軽にしっかり食べたいときにオススメです。


ちなみに――

すべてオーガニックかと思っていたのだが

いまサイトを見ていたら、

約30%がオーガニックのようです。
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by orandanikki | 2013-08-08 04:13

かけこみ寺

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バカンスから帰ってきたメルセデスと。

トラブルに巻きこまれて落ちこんでいたので

話を聞いてもらう。


午後からはジムへ。

夏休み中、どのトレーナーがいるのかな、と思って

階段を上がる途中に

(ミッキーだ!)と思ったら、

ほんとうにミッキーがいた。


このジムに来て、

最初にトレーニングメニューを作ってくれたミッキー。

バカンスの写真を見せ合ったこともあったっけ。

名前はスシだった? と言われたこともあった。

(サキ→サケ→スシ 笑)


ふだんは別の場所にいるので

ここで会うのは1年ぶりくらい。

半年ほど前にCoffee Companyで偶然会って

メルセデスと3人でお喋りしたこともあった。


「あなたがいるって思った!

元気? わたしは元気じゃない」

どうしたの、と聞かれて

「長~い話だよ。聞く時間ある?」ということで

トラブルについて聞いてもらうことに。

(夏休み中でがらんとしてるので

むこうも暇つぶしになっただろう。)


合いの手を入れて笑いにしてくれ

さいごは「Zenだよ、サキ」


問題は相手がつくりだした相手のものだから

精神を自分に集中して

スポーツしながら禅の世界に入るように、とのこと。


なかなかそんなにうまくはいかず

数秒ずつでも頭のなかから追い出すようにするのが

精一杯だったけれど、

話を聞いてもらったことで

だいぶ気がラクになった。


わたしの代わりに対処してくれる人が

「相手の言ってることが変なのだから

相対化(relativeren)できるように」と書いてくれたのだが

夫と息子のほかに

メルセデスとミッキーに聞いてもらい

だいぶ相対化して見ることができるようになった。


なんだかジムがかけこみ寺みたいだったな、と思ったのだが

なにかあったとき

さっと人に話してしまえれば

心に溜めこんでいく必要がない。


うまく話せないから話すのはやめておこう、と思うと

二重に心が重くなる。

いま、うまく話せなくても

なんでも人に話すことを心がけていれば

5年後、10年後にちがってくる。


誰かから相談を受ければ嬉しいものだから

おたがいさまだと思う。


肝心のトラブルも

対処がとてもよかったので

とりあえず落ち着いた。

感謝して、自分にできることをがんばろう。
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by orandanikki | 2013-08-07 21:09

本でつながる

土曜日。

友だちが「おかえりなさい!」と迎えてくれた。

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手巻き生春巻き。

暑いときにさっぱりと、いろんな味が楽しめて

とってもおいしかった。

ごちそうさまでした!


またまた話が楽しくて

遅くならないように、と腕時計を見たら

すでに11時40分。

12時半に帰ってきて、翌日、息子に怒られた。


共通の友だちの家ではじめて会って

今日でちょうど丸1年。

初対面ではぜったいに話さないようなことも

さらっと話せてしまう彼女のまっすぐさ、

強さ、他人との向きあい方がすごく好きで

一気に仲が深まった。


おとついの近況を聞いて

あらためて、まわりとの関わり方が

自分とよく似てるな、と思った。


自分を取り巻く社会での役割

――人が深い話を心を割ってしてくれるところ――が

同じである人間は、

ふつうはそれぞれの領域で別々に活動しているので

(神さまに与えられた担当地区がちがうので)

なかなか出会えない気がする。

だから、彼女といると〈同志〉という気がして

ホッとするのだ。


そんな彼女との出会いのきっかけは

『残念な日々』を読んでメールをくれたことだった。

本のなかのある箇所が

当時、彼女の抱えていた問題への答えとなって

救われた、と言ってくれた。


著者も訳者も予期しない

その人だけの特別な効果がある、というのが

本のもつすばらしい力。

土曜日にまたその話をしてくれ、

ありがとうと言ってくれて

思い出させてもらった。


アントワープに日本からパリ経由で来てくれた友だちも

偶然、クレヨンハウスで『だれも死なない』を手にとってくれて

うろ覚えだったわたしの名前に驚いて

母と連絡を取ってくれたのだそうだ。

本は彼女の妹さんも読んでくれて

メールをもらったこともあった。


どこかで誰かが手に取って

なにかを感じてくれているかもしれない……

そう思うと、心があたたまる。


本に関わることの意味、原点を

いろんな形で思い出させてもらう夏になった。


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アントワープでいっしょに見た空。

(こんなところで会ってることがとても不思議で

前世は姉妹だったのかな、と言いながら。)



不思議な縁でつながる人たちを大切に、

本との関わりも大切にしてゆきたい。

それはつまり、

大切にわたしの人生を生きる、ということなのだと思う。
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by orandanikki | 2013-08-05 21:46

寂しかった

わたしはもともと協調性がなくて

自由で、独りが好きな人間だったはず。

だからヨーロッパ1人旅もしたし、

オランダ留学もした。

それなのに、こんなに1人でいるのが

寂しい人間に変わってしまっていたなんて……

ある意味、今回、いちばん衝撃的なことでした。


人とアポがあり楽しくお話しできれば

わたしの毎日はまわっていく。

あらためて自分は人との会話、温かさで生きてる人間なんだ!

と思い知った。


たった1度あった、アポがゼロの週末。

その寂しさは拷問のように感じられた。

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1人で食べたFrituur no1のフライドポテト。

寂しかった~。

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植物園ではおばあさんとよもやま話。

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時間がたっぷりあるので大道芸にも立ち止まってみたり。



夫が(彼の)誕生日に来てくれたときには涙をこらえて食事。

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この中国人だらけの光景は

そのときの感情とともにずっと脳裏に残りそう。


夜にはホテルにいっしょに泊って

暗闇で慟哭しました(笑)

どうせパパのほうが先に死んじゃうから

寂しい~! って。

ふだんにくたらしい妻に

こんなに愛されてるなんて……

忘れられないバースデーになったことでしょう。


なんでかな。

1人だったときとあたたかな家庭ができてからでは

〈ひとり〉の意味がちがうような。


そして不思議なことに

(寂しい~! 誰でもいいからわたしに話しかけて~っ!)という

気持ちでいると、逆に人は話しかけてくれないみたいなのだ。

アムステルダムではあんなに声がかかるのに

なかなか話しかけてもらえなかった。


このことに関してはDe Morgen紙に

アントワープ出身でアムステルダムで勉強している

女学生が同じことを書いていた。

道で誰とでも気軽に話のできるアムステルダムに病みつき、と。


まぁ、だから、土地柄であって

〈寂しさと話しかけ〉についてのわたしの仮説は

あってないのかもしれないけど。


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スタバのおにいさんが

「練習でつくったコーヒー、あげるよ」ってプレゼントしてくれたり

そんなことがとても嬉しかった。

(ハッピーアワーで胃の調子が悪くなったので

わざわざ避けていったんだけど……

フラット・ホワイト、とってもおいしかった。)


カフェのトイレでペーパーがなかったとき

男性トイレのペーパーを

渡してくれた人がいたり。


アムステルダムと同じようにまわりが接してくれるようになったのは

やっぱり、自分のなかの奇妙な孤独感が薄らぎ

ふつうでいられるようになってからだった――

少なくとも、わたし自身はそう感じました。


MASという博物館の一部が民族学博物館になっていて

〈生と死〉という2フロアーを使った展示が

文化人類学を学んだ者にはとても興味深かった。

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〈笑いながら死んでゆく〉なんてステキだな、と思って写真を撮り

説明を読んだら、

薬を飲ませて無理やり笑わせて踊らせて

さいごは首を斬る、という儀式なのだそうだ。


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「これ、パパとさきちゃんとトマ」と

帰る前日、迎えに来てくれた夫にも見せたアフリカの像。

死者とともに埋められていたもの。


「パパが先に死んじゃうって悲しんでたんだけど

MASで世界中の色んな民族の人が

昔からずっと死を体験してきたんだから

あたりまえのことだし、

そんなに悪いものじゃないんだって思えた」

帰ってきて息子に話すと、

「博物館に行かないとわからなかったの?」と

辛口のコメントをもらったが。


寂しさのなかで大切なものがいろいろと見えた。


たった4週間なのに、

なんであんなに寂しさに堪えられなかったんだろう?! と

いまでは笑い話になっているけれど

あのなにもない週末の底なしの寂しさは

体験した人でないとわからないと思う。


住み慣れた環境(わたしでいえばオランダと日本)での

独りとは質がちがう。


わたしの場合はスカイプで話しても

寂しさには効かなかった。

そのときの夫の対応がよかった。

「じゃあ、パパがそっちに行こうか?」と言ってもらえると

「いいよ、大丈夫」とこちらが言える。


そこで突き離されて

「それを乗り越えたら成長できるから頑張れ」などとと言われたら

心が冷えそうだ。


オランダに帰ってきたら

同じような状況にあった若いカップルが別れていたので

夫との対応の少しの差がその結果を招いたのか、という気がする。


たかだか〈寂しさ〉ごときでなにを騒いでいる、と

馬鹿にされるかもしれないけれど

とても奥深い根源的なことのようにも思える。


いずれにしても、

わたしは最初に書いたとおり

もともとは人とうまく接することのできない人間だったので

こんなに人が好きになれたことは

ある意味、成長なのだと思う。


まったくなにがいいたいのかわからなくなってしまったけれど

とりあえず〈寂しい〉がわたしのこの夏のテーマでした。


夫だけでなく、アントワープで会った友だちや

文学基金の人たちとも

正直に「寂しい」と話したことで

心を開いた会話ができた。

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スタッフランチで

アメリカを単独自転車で横断した人の冒険をテレビで見た、という話題になり

「その壮絶さに比べたら、わたしのアントワープでの冒険とか孤独とか

ヘみたいなものよね」と言って笑ってもらった。


とにかく、寂しさとか、マイナスの感情からも

いいものがいっぱい出てくるんだ、と

帰ってきて落ち着いたいま、

思っています。


大切なものを見失っているようなとき、

日常の良さを再発見したいようなときには

知らない街で〈ひとり〉という根源に戻ってみる、という

荒療法がいいかもしれません(?!)


そしていま、気がついた。

1人だったときには「寂しい」と言うとかわいそうな人になってしまうので

寂しさも含めて「楽しい」と自分を信じこませていた、ということ。


「寂しい」と素直に言えることそれ自体が

ありがたいことなのだと。


50歳の旅で見つけたのは

そんなことだったのかもしれません。
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by orandanikki | 2013-08-03 23:35