オランダ暮らし30年目、やっぱり翻訳つづけてます!
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2014年 07月 03日 ( 1 )

7月2日

今日は1度、お話ししてみたかった

Cherry Duyns(シェリー・ダウンス)さんに会いにいってきた。


ハリー・ムリシュさんのドキュメンタリー〈De bevlieging〉のなかで

本棚にあった日本語版『天国の発見』の場所が――


f0275876_3215322.jpg


番組のさいしょのころはここで、

f0275876_3224234.jpg


さいごにはご自身の自伝の奥に変わっていたのが気になっていたのだ。

こんな場所に置いてもらえていたことに驚いて。


ふだんは下の写真の場所に置いてあったのを

撮影用に上に置き換えたようで、

「待って、この本をこっちに移動させるから」という話があったのかな、と

ずっと思っていたのだ。


「そういえば話していたよ」と覚えていてくださった。


さいしょにこのドキュメンタリーが放送されたとき

わたしは『ヨーロッパの100年』を訳していて

見逃してしまい、

亡くなった日の再放送で見たのだった。


家に帰ってきたとたん、

夫と息子が同時に声を上げたので

なにごとかとリビングに走っていったら

ちょうど見逃した…とかだったかな。


最初の放送のときに見ていたら

もっと早く会いにいっていたのに、

『過程』の出版前に質問にうかがおうとお電話したときには

もうご容体が悪く、お目にかかっていただけなかった。


1度しかお目にかかれなかったけれど

それが特別だったから。

そして日本語版をとおして少しはわたしのことも

覚えていてくださったから。

わたしの人生のだいじなこと。



今日は本の位置だけでなく、

ムリシュさんについて考えていたことを話して

意見を聞かせてもらった。

ほかにも戦争のこと、シェリーさんが日本に行ったときのことなど

色んな話ができた。


ハリー・ムリシュの家に行ったときには

ほんとうに緊張していて…という話を

ふつうにできるようにはなったけれど

やっぱりまだまだ緊張するな。


そして、もっと深い話ができるように

もうちょっと話せるようになりたい。


アマゾンに撮影にいったとき

日本の撮影隊もいて、

文化的に孤立した種族の言葉を覚えた

人類学者が同行していた話を聞かせてくれた。


文化的にまったく異なる彼らに

話を聞いてみると、自分たちと同じような

家族の問題で悲しんでいたりすることがわかって

とても興味深かったそうだ。


わたしはその人類学者がそこの人たちの言葉を話せたよりも

オランダ語が話せるのだから

もっと複雑な話をしあうこともできる。

それでもやっぱりまだ足りない。

もっとちゃんと話したいと思ってしまう。


会っていただけ、おもしろい話ができてうれしかったけれど

もっと話せればよかった、という気持ちも

正直に受け留めよう。


「ハリー・ムリシュだって誰だって

ふつうの人間なんだから緊張することはないんだよ」と言われたけれど

まだまだそこまでたどり着けない自分。

60歳くらいにはそうなっているだろうか……(苦笑)


f0275876_352646.jpg




突然、わたしが声をかけて、会いにいっても

ぜんぜんヘンに思わないで接してくださる

垣根の低さがとてもカッコいい方でした。
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by orandanikki | 2014-07-03 04:46