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FLANDERS LITERATURE

パブリッシャーズツアーは各国の出版社の方をご招待して開かれるものなので、わたしはりえさんの通訳として特別参加させてもらった。

(フランダースとオランダの各出版社との個別面談はオランダ語にしてもらったが、みんないっしょの英語でのプログラムはなかなか自分でも理解しきれず、ぜんぜん通訳の役を果たせず申し訳なかった。)

図書館や博物館を案内してもらったり、作家たちとの出会いの場があったり。

フランダース文学基金の方たちの熱意がとてもよく伝わってきた。

プロモーションが仕事なのだからあたりまえといえばそうだけど、ほんとうに本が大好きだということがほとばしり出ていた。

そしてフランダースの土地柄なのか、細やかで、気品があって、彼ら個人の人間性がほんとうにすばらしいと、りえさんと感動した。


FLANDERS LITERATURE_f0275876_19043610.jpg


ミヒールさんとエリーゼさん。

ミヒールさんは本の内容を情熱的にとてもわかりやすく、興味がわくように話してくれるのが以前から印象的だった。彼のすばらしい語りをりえさんにも聞いてもらえた。

ミヒールさんのジョークがわたしにはツボ。

「あなたたちにとってはじめてのフランダースの作家との出会いですね……そう、彼らはこんな姿をしています」と言うと、作家の方たちも爆笑。

揚げ物の夜、なかなか減らないフライドポテトの山について。「これが前菜でこれからメインが出てくるから、前菜を食べきるように!」


FLANDERS LITERATURE_f0275876_19050628.jpg


若いスタッフのリンさんとヨーさん。

いろいろ大変なのに常に笑顔で気持ちのいいおもてなし。

この2人の存在は大きかった。


百聞は一見に如かず、とはほんとうで、やっぱりその場に行き、実際に作家の方たちとお話しすると印象がぜんぜんちがってくる。

事前にパンフレットではそれほど興味がなかった作家に会って、がらりと印象が変わったこともあれば、楽しみにしていたのに実際に会って残念ながら興味が薄れた、ということもあった。

わたしがお目にかかりたかった方には「この本がいつか私たち2人の本になることを願って」という言葉をサインとともにいただいた。

もうこれはがんばるしかない!!


オランダ語から日本語に、大人の文学を翻訳できる人の絶対数がまったく足りていない現状をどう変えていくか、ということも話し合った。

少しずつ、将来、変わっていくように。

わたしはとにかく、わたしが訳した本を読んで自分も訳してみたい! と思ってもらえるように、たいせつに翻訳をつづけることがいちばんだいじ。


各国の参加者と、ニュースとはちがうその国の実情について話し合えるのがとっても楽しかった。

参加者全員が気持ちのいい人ばかりだったのも、みんな〈文学〉という共通のパッションをもっているからだろうか。

もっともっと世界の色んな人と話がしてみたい気持ちになった。

また将来、こういう機会があるといいな。そのためにも仕事がんばっていこう。


フランダース文学基金の英語版サイトがリニューアルして、すばらしく充実しているので、ぜひご覧になってくださいね。










by orandanikki | 2017-06-18 19:03
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