オランダ暮らし30年目、やっぱり翻訳つづけてます!
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2015年8月21日

f0275876_443266.jpg


この間。

息子の彼女が買ってきてくれた

カステラと生八つ橋とういろうの贅沢なお茶会。

食べながら、テレビで写真を見せてもらった。


今回は交互に病気をしてしまったのだが

そのおかげで彼女は息子のいとこと2人でスーパーに買い物に。

大学生になったいとこは

1年でしっかりと英語でコミュニケーションできるようになっていたそうで頼もしい。


翌日、彼女は1人でそのスーパーに買い物に行って

息子と母にカレーを作って食べさせてくれたそう。

母も自分のカレーよりもおいしいと言ってくれたらしい。

お世辞でもうれしい。


電話で話したときにわたしからも彼女にありがとうと伝えると

とても喜んで、作ってあげるのがうれしいのだと言っていた。


でも今度は彼女のほうが寝込んでしまい

息子が1人で三宮まで写真のプリントアウトと

晩ごはんの中華をテイクアウトに行くことに。


いままでほとんど1人で電車に乗ったことがなかった息子。

「運転手さんに下りるところで教えてくださいって言ったんだよ」とかなんとか

電話で冗談を言って、はじめてのおつかいのような冒険を喜んでいた。


昨年はどんなおみやげを買ってきてくれるだろう?! と楽しみにしていたら

頼んだもの以外、おみやげというものが一切なく

スーツケースいっぱい自分の服を詰めて帰ってきて

唖然として、険悪な雰囲気になったのだが、

今年はファッションから写真に興味が移り――




f0275876_564631.jpg



スーツケースから何十ものフォトフレームが出てきてビックリ。

(これはその一部。)

「こんないいのが100円なんて信じられないよ~」とのこと。


入っている写真はおばあちゃんにプレゼントするためにプリントアウトしたけれど

あまりよくなくてボツになったものだそう。


おばあちゃんと忘れられない時間を過ごし

色んなことを考えて、戻ってきた。

「さきちゃん、恐いから~」と気をつかって

わたしが喜びそうなものも色々と買ってきてくれました。


f0275876_4584652.jpg


きのうはひさしぶりに4人で食事。

サーモンが少なめだったのでスクランブルエッグをプラスして。


今日は1切れ残っていたサーモンをほぐして、

f0275876_511921.jpg


たっぷりワカメと海の幸のスパゲティ+エビのトッピング。


夏が終わりに近づき、こうしてまた3人や4人で食事をする

日常がもどってきた。


今日は仕事で確認事項があり電話をしたら

担当者が2人ともいなく、偶然、話した知り合いから

よい情報を仕入れることができた。

資料をたくさん送ってもらったので、

一気に進めていこう。


楽しみなお話にも声をかけていただいたので

練習しよう。



* * * * *


コンセルトヘボウに行ったときの

トルコ石のペンダントのこと。


握りしめて音楽を聴いていると

わたしは紛れもなく母だけでなく父の子どもでもあるのだ、という

あたりまえのことが強く感じられた。


とてもいい夜だったのに

帰りに5番トラムがミュージアム広場で乗ったとたん

動かなくなってしまい、

あわてて24番に走っていったため

チェックアウトを忘れてしまった。


父のペンダントのせい?

ヴァイオリニストにずうずうしく話しにいったのが

気にいらなかった?


……こういうのを心理学では〈magisch denken(魔法的思考)〉と言うそう。


幼い子どもが「こんなことが起きたのは◎◎したせい」と

こじつけて考えることだが、

大人にもありがちなこと。

そういうのは意味がないからやめなさい、と昔、心理カウンセラーに言われたのだ。


まぁ、そうだろうな。

たまたまトラムの調子が悪くて、

たまたまぼ~っとしててチェックアウトを忘れてしまっただけ。


そう思っても、正直、トルコ石のペンダントがやっぱりちょっぴりニガテで

天国の父と自分の関係が不安になってしまう。


きのうなど、あっちもこっちもどん詰まりの感があったのだが、

それでも今日は色んなことが面白く展開した。


大丈夫。

トルコ石のペンダントはやっぱりだいじにしよう。



ところで、コンセルトヘボウからとんでもなく遅く

夜中の12時15分に帰ってきて

息子が買ってきてくれた雑誌クロワッサンを読んでいたら

佐藤愛子さんが〈ケンカのない人生なんて〉というタイトルで

こんなことを語っていた。(長い引用です)


「でも、やっぱり私は、情というものが大切だと思うのでね。

肉親や家族を否定すると、その上のもとになる感情が根絶やしに

なってしまうような気がするの。

大いにケンカしたり、憎み合ったりすることも、

ひとつの情の表れなんだから」


「……だけど、情を抜きにした、すっきりした人生なんていうものが、

そもそも私には面白いとは思えないんですよ。

生きるというのは、したくないこと、面倒なことの連続。

ケンカのない日々なんて、気の抜けたビールみたいなものでしょう?

集まればケンカになるかもしれないけれど、

でも、家族だからできるという部分もある。

それを本気で否定するのなら、完璧に孤独に徹する強さを

持たなくちゃいけないでしょうね」


これを読んで少し気が軽くなった。

そして、これと同じようなことを

弔問に来た父の同僚の先生方が言ってくださり、

父とわたしの数々のすさまじいケンカを

楽しそうに笑って、愛情の裏返しとも言ってくださったのを思い出した。


とてもとても濃く苦しい関係だったけれど

あんな想いをできたことも貴重な体験だったのだ。


仲のいい親子は無条件にうらやましいけれど

肝心なのはいまの自分が毎日、家族と楽しく過ごせていること。


だから、その日常の片隅にあるトルコ石のペンダントも

父の思い出として大切にしよう。



ちなみに〈クロワッサン〉は8月25日特大号。

〈人生の先輩に聞く

真直、生きぬく知恵。〉という内容で、とても興味深いです。




長々と読んでくださってありがとうございました!


おまけの写真。

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アルバートハインの雑誌allerhandeの卵の広告に

おにぎり入りの日本のお弁当が使われていたのが面白かったので。
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by orandanikki | 2015-08-22 05:51
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