オランダ暮らし30年目、やっぱり翻訳つづけてます!
by orandanikki
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オランダのおじいさん、おばあさんたちと。

今日は仕事で

認知症の方たちの集う場所(Ontmoetingscentrum)の見学に。


10人ほどのおじいさん、おばあさんたちが集まっていた。

同じレベルの人たちなのだろうけれど

見ていると症状の進行がそれぞれ異なっているのがわかる。

ほとんどふつうの人から

コミュニケーションがむずかしい人までいた。


自己紹介をして、と言われて

オランダに26年住んでいて、オランダ文学の翻訳をしていて、と

話していると、笑い出すおばあさんがいて

一瞬、戸惑ったが、

ああ、症状なんだ、と思った。


そのおばあさんはスペイン語しか話せなくなってしまったのだが

機嫌がよくて目が合うたびにニコニコしてくれるし

誰にでもスペイン語で話しかけている。

それなりにコミュニケーションになっている。


体操の時間にとなりのおじいさんと

まともな話をしているつもりだったのだが

ぐるぐると巻き戻しのように同じ話が繰り返される。

3分間におなじ話を3回するのもふつうだった。


みんながとてもあたたかく、すっと迎えてくれた。

いっしょにキャッチボールなどもやってみた。

みんなちゃんと全員にボールが渡っているか、

考えて回しているのが印象的だった。

身体能力の高さにも感心した。


おとなしくて誰とも話さないのだけれど

体操で順番が回ってくると

とたんに活発になるおばあさんが

とてもかわいかった。


指導者の方のお話を聞くと

オランダ人は特に社会のなかで役立つ存在であることを

〈クオリティー・オブ・ライフ〉として大切にしているので

グループのなかでも役割をあたえたり、

指導者という立場を超えて

ときにはおじいさん、おばあさんの娘的な立場を取り

精神的な支えになってもらったりしているそう。


おたがいに与え合う、支え合う、ということが

みな自然とできているのが見てとれた。

これは学校で習ったり(指導者側)

ここに通いだしたりして(お年寄り)

付け焼刃でできることではなく

もとから社会のなかで

〈同じ人間どうし〉という広い考えで

つきあいができていたからだと思う。


自分がこれからここで老後を迎えていくにあたって

知りたいことがたくさんあるし

指導者の方と実現したいことがあるので

近々、今度こそはほんとうにボランティアに通いたいと思っている。


今度、行っても誰もわたしのことを覚えていないのだろうけれど

おじいさんが話していてちょっとウキウキしてくれたり

スペイン語しか話せないおばあさんが色々話しかけてくれたりして

楽しい時間を共有できるだけでも

仕事を超えて意義があるような気がする。
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by orandanikki | 2013-10-17 02:13
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