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オランダ暮らし満36年、やっぱり翻訳つづけてます! インスタグラムも↓の青丸マークよりどうぞ。
by orandanikki
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宝物

読まないといけないものがたまっているので

地味~な週末を過ごしている。

宝物_f0275876_21495048.jpg


お昼ごはんはきのう作ったひよこ豆の煮ものをのせたそうめん。


塩豚の残りと塩豚をオーブンで焼いたときに出たぷるぷるコラーゲンがあったので

それをベースにした、こくのある煮ものができた。


宝物_f0275876_21533290.jpg


友だちにもらったお気に入りのカップでダージリンのミルクティーと

おとつい、ラプラスから持ち帰ったケーキ。


息子は彼女宅に泊っているし

彼女が焼いてくれたカップケーキもいっぱいあるようなので

夫と食べちゃうことに。


この夏の旅行の計画は延期になり

2人はおたがいのアルバイトの合間を縫って

ほとんどいっしょにいる。

彼女のご両親と弟は夏じゅうtuinhuisje住まいなので

広い家で自由気ままに。


tuinhuisjeは市の貸しているガーデニング用土地の

小さな家。

彼女のおかあさんは本宅にいると

壁に圧迫感を感じるそうで

起きたときから外にいられる小さな家を

こよなく愛しているのだ。


なかなかタイミングが合わないけれど

1度、見てみたいものだ。

わたしはどちらかというと自然にはすぐ飽きてしまうほうで

混沌とした街が好きなのだが、

きっとステキな場所なのだろうな。


夜遅く、彼女のアルバイトの終わる時間に

泊りにいく息子に

「気をつけてね、宝物だから」と声をかける。


「宝物だから」とわたしが言うと、

「宝箱に入れないで」と息子が言うのが

かつて、2人のあいだのお決まりだったなぁ。


もうすぐまた誕生日。

赤ちゃんが大人になるのが

あたりまえのようでやっぱりいまだに不思議に感じる。


「ここに入ってたんだよ」と思わずおなかに手をあてて言ってしまったら

「もう、やめてよ!」とか「なに言ってんの?!」でなく、

「うん」と言って――


階段の踊り場で軽やかに手を振り、

だいじな彼女のもとに出かけていった。
by orandanikki | 2013-08-10 22:31
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